Ubisoft のアサクリシリーズ新作、Assassin’s Creed Mirage (アサシン クリード ミラージュ) が発売したぞ!!オデッセイやヴァルハラのオープンワールドアクションから心機一転、原点回帰を目指した古き良きアサシンクリードという話だが、果たしてどうなのか……。

アサクリ事前勉強会

今回の舞台は 861 年のバグダッド。アサクリシリーズの時系列的にはオリジンズの次の作品ということになる。バグダッドという都市はイラクにあるらしい。そこで生まれ育ったバシム・イブン・イスハークが主人公。アサクリヴァルハラで出てきた、あの彼だ。

ヴァルハラの記事、結局最後まで書けなかったんだけどクリアはしている。最後の展開、正直戸惑いしかなかった上にバシムに対する感情が迷子になってしまった記憶がある。バシムから彼の過去の話を聞いてからは、可哀想にな~と思っていたんだけど……。

正直、バシムのことそんなに好きじゃなかったので今回のアサクリもやるか迷ってたんだけど、せっかく PC を新しくしたしアサシンクリードシリーズは面白いのわかってるしと思って買ってしまった。バシムの日本語吹き替え声優がけんぬ…… KENN さんらしい。そんなのって良いに決まってる。サイバーパンク:エッジランナーズの主人公、‎デイヴィッド・マルティネス、宇宙兄弟の南波日々人などなどの声も務めている。めちゃくちゃいい声なんだ。

設定とベンチマークテスト

新しい PC になったので、どれくらいのスコアが出るもんなんだろうかとベンチマークテストをやってみた。一瞬ガクッと FPS が落ちるときもあるけど、平均 88 ならまぁ気にならないでしょう。あんまりカクつくようなら設定を見直してやってみよう。

ヴァルハラのときのと比べると段違いなのがわかる。今ならヴァルハラも高画質でヌルヌルプレイが出来るのでは……!?多分しばらくやらないと思うけど……。

いざプレイ!

ウィリアム・マイルズの語りからゲームがスタート。ウィリアム・マイルズはアサシンクリード III までの現代編主人公であるデズモンド・マイルズの父親であり、一族代々アサシンである。我々が倒すべき相手、古き結社の魔の手はここ、バグダッドにも及んでおり、市民の生活を脅かしていた。

若きバシムは夜な夜な悪夢を見ていた。なんだか得体のしれない化け物に襲われる夢を見て、毎晩うなされているようだった。かわいそうに……。そんなバシムを起こしに来たのはネハルという女性だった。彼女か!?と思ったけど違うみたい。なーんだ。

窓辺に置いてあったアサシン教団のマークが付いた石を見て、依頼が来たと言っていた。手紙とかじゃないんだ。用事があったら目印を置いて、それに気付いたら話を聞きに行く。なんてアナログなシステムなんだ。たしかにこの時代、紙も貴重そうだしな。電子機器やインターネットなんかある訳ないし、そうするのが一番合理的なんだろうな。おもろ!!

バシムの隠れ家においてあった小物、めちゃくちゃ良かった。草をすり潰して薬かなんかを作ってるっぽい机があったり、

どこかから盗んできた謎の物体があったりした。これはバシムは売れないからいらないって言ったのにネハルが割と強引に盗んできたものらしい。どうすんのよこれ。あとは本棚とかあった。本が好きなのかな。頭良さそうだもんね。

市場でスリの手解きを受けるなどした。商人が無防備に下げている銭袋をこっそりいただくのだ。た、たのしい。スリは一回ボタン押せば完了するのではなくて、◇マークの範囲内でもう一度ボタンを押してミニゲームをクリアしないとバレてしまうみたい。

イーグルビジョンというのを使うと、敵や味方の判別や隠れ場所、アイテムなどがハイライトされて見えるようになる。便利だけど、止まってるか歩いてるときしか使えない。走りながら使えたら強すぎるか……。敵がどの方向を向いているのかがわかりやすくなっていてとても良い。

フォトモードで見るとめちゃくちゃ面白かった。目からビーム出てるみたいになってる!!ロボっぽくて格好良い~。

はじめての依頼

道行く商人から銭袋をスッたり、置いてあるがらくたを拾い集めたりしながら目的地へ向かう。デルヴィスと呼ばれる男がバシムに任務をくれるらしい。依頼主から仕事を受けたデルヴィスがバシムを派遣するということなのか。今回は港にある積み荷の中から台帳を盗んでくるのが任務らしい。

バシムはそんなの子供のおつかいだ、俺には役不足だと憤っていた。うんうん、自分に自信があるのは良いことだ。バシムがけんぬの声で発言するから可愛く見えてきちゃってよぉ……。なんというか、溢れ出る後輩感みたいなものがある。ミュージカルテニスの王子様での不二裕太役の印象が抜けきってないんだろうな。

ネハルはこの依頼主からの任務は大したお金にならないので興味ないっぽい。生活も大事だもんね。付いてきてはくれないみたいなので、バシム一人で行くことになった。私は一向に構わんッ!文句があるなら来なくてよしッ!

港はすぐそこだった。徒歩 3 分もかからんくらい。そりゃ子供のお使いだと思っても仕方ない……。暗殺のチュートリアルを受けて、敵を殴って気絶させていく。こちらは丸腰のコソドロなので、我々はしっかりと対処する必要がある。この拳でな。相手は武器を持っているので、見付かったら身を隠して警戒が解けるのを待つ必要がありそう。

ヴァルハラのエイヴォルくんならゴリ押しでなんとかなったけど、彼はヴァイキングだったからな……。今回はステルス特化、気付かれないように進んでいこう。口笛で草むらにおびき寄せ、油断したところを暗殺する。そうそう、こういうのがやりたかったんだよな……。

今回の目的、台帳のある部屋には鍵がかかっていたけど、衛兵から鍵をこっそり奪って侵入していく。ちょろい仕事だぜ。

任務を終えてデルヴィスの元へ戻ると、ロシャンという隠れし者が来ていた。彼女が台帳を欲していた依頼主らしい。デルヴィスと何やら話をしていた。他にも狙っているものがあるらしい。バシムはそれを手に入れるのも俺がやりたいと言い出した。すげぇ売り込んでいくじゃん……。

デルヴィスには黙ってろと言われてしまった。どうして私がスクショ撮るときみんな瞬きするん?(>o< )←デルヴィス

外に出るとネハルにも色々言われる。ただのこそ泥なのに、どうしてあの人達の力になろうとするの?だって。バシムは、自分が盗み以上の事をやれると信じている。夢見る少年、いいねぇ……。

黒い箱

ジャシブという少年が、冬の宮殿の中に黒い箱が運び込まれていくのを見たと言っていた。彼は手先が器用で、衛兵から逃れるために自作のパチンコを持っている。それ、いいな。私のぶんも作って欲しい。飛び道具はひとつあると便利だよね。

ネハルもついてくるようだ。本当は馬鹿らしいと思ってるけど、バシムは言っても聞かないし放ってもおけないっぽい。お世話焼きたがりのお姉さんだねぇ~!!かわいいねぇ~!!

宮殿が見える場所まで移動している間、バシムとネハルが話していた。バシムは、今のような残飯を漁って泥水をすすって生きているような生活を変えたいんだと言う。それも自分だけじゃなく、みんながそうなって欲しいと。ジャシブも器用な手先を活かして職人になれる未来があるかもしれない。

ネハルには、言いたいことはわかるが絵空事だと言われてしまった。それもそうだけど、夢を見るのは自由だぜ……。

冬の宮殿、めっちゃいいな。中東の雰囲気感じる。赤い天幕の感じとか、ドーム型の水色屋根とか。植物が豊かに生えているのもいい。砂漠のイメージあるけど、やはり宮殿のような場所にはたくさん生やすもんなんだなぁ。乾いた国では水と緑は富の象徴みたいなもんだもんね。

夜まで待って、どう忍び込もうかと考えていたらネハルが案内してくれるという。自分で別の道を見つけることも出来るみたいだけど、とりあえずネハルについて行くことにした。うまい具合に敵の視界を避け、難なく宮殿の奥までたどり着くことができた。扉には鍵がかかっていたけど、衛兵から手に入れて先へ進むことができた。

扉の先で見たものは、仮面の人たちと箱を守るよう指示されたカリフ(いわゆる国王)。箱の中身がちらっと見えたけど、小さい円盤状のアーティファクトだった。これ多分エデンのリンゴ的なやつなんだろうなぁ。

仮面の男たちが去っていったのを見て、こっそり箱の中身を盗みに行くことにした。バシムが箱の鍵を壊して、中の円盤に触れると幻覚が見えた。

ほらー!イスの遺産的なやつじゃんー!なんか喋ってるし字幕も出てるけど意味はわからん。なんか幻覚の人がもう一人に殴られてたように見えた。どういうこっちゃ。

と思ってたらカリフに見つかった!!首を絞められ、このままではやばいと思った瞬間、ネハルが剣でカリフの首を切って殺害した。しかもそれを息子に見られた。すぐに衛兵が呼ばれ、わたしは無我夢中で走った。正面から戦うなんてとても無理、人数差がありすぎるしこちらは丸腰だ。一生懸命走って、隠れて、警戒が解けてから隠れ家に戻った。

バシム、人が死ぬのを見たの初めてだったのかな。そんなことなさそうに見えたけど、だいぶショックを受けているように見える。いつの間にか眠ってしまったようで、悪夢でうなされていた。ショックなことがあった日に悪夢見るのめちゃくちゃ嫌だな……。

目が覚めるとそばにはロシャンがいた。何があったのか知りたがっていたけど、バシムはうまく言語化できないようだった。なんとか説明すると、この地から離れないといけないと言われてしまった。衛兵たちがこぞってカリフ殺害の犯人を探しているという。犯人を見つけるまで捜索は終わらないし、見つかったら墓場送りにされるぞと脅された。

別の土地でやり直すのだと言われてしまった。言いたいことはわかるが、バシムにだってここで過ごした思い出が少なからずあるはずだ。この家だって愛着があるだろうし、ネハルやデルヴィスたちだっている。ネハル、そうだネハルはどこにいったんだろう。彼女は無事だろうか。

デルヴィスの家に行くと、死体が磔にされていた。いつもこの井戸の広場で遊んでいた子どもたち。腰にお手製のパチンコを据えた子供の死体もあった。……ジャシブのものだ。デルヴィスの姿は見当たらなかった。どこかに隠れているのだろうか。

そう思っていたらネハルが現れた。バシムはカリフを殺す必要はなかったと思っているっぽい。ネハルは仕方のないことだったと言うが、バシムはお前のせいだと話を聞かない。そもそも箱を盗みに行こうって言い出したのはバシムでしょと言われても、バシムはめちゃくちゃ怒っていて話を聞く素振りすら見せなかった。結局、ネハルとは絶交みたいな形になってしまった。

も~怒った!こんな場所出て行ってやる!と言わんばかりにロシャンの待つ港へ向かうバシム。後もうちょっとという所で衛兵に見つかり、殺されそうになるがロシャンに守られた。彼女が衛兵を倒しながら走っていくのに必死でついていくバシムがかわいい。

高い塔の上までのぼり、もう後がないという所でロシャンは「考えるな」と言って海へイーグルダイブしていった。バシムはそんなの習ってないので、衛兵に追いつかれそうになりながらほぼ落とされるような形で海へと身を投げたのだった。

さいごに

ちょっとあのさぁ……「主人公がバシムで中東が舞台のアサクリかぁ……」って思ってた過去の自分、ほんとバカ!!まだまだ序盤にも程がある程度しか触ってないんだけど、面白いですアサシンクリードミラージュ!!猫も撫でれるし……。こういうゲーム、猫は撫でれるけど犬ももっと軽率にモフらせて欲しい。

つづく

この記事を書いた人

Ichico

ゲームが好き。熱しやすく冷めやすい、くだらない事で笑ってしまうタイプ。精神年齢が 5 歳。