最強呪文のアロホモラを覚えたので、嬉しくなって見つけた鍵を片っ端から開けて回っている。鍵をかけた側からしたらたまったもんじゃないね。せっかく扉に鍵をかけて大事なものを仕舞っておいたのに、どこからともなく鍵の存在を聞きつけてきたホグワーツの新入生にいともたやすく侵入されるなんてね……。\ドッ/
前回の記事はこちら。
魔法生物と触れ合おう!
探索も程々にして、そろそろ授業に出ることにした。今回は魔法生物飼育学。担当の先生はバイ・ホーウィン先生。
ハグリッドもそうだったけど、この授業を担当する先生は魔法生物を甘く見るなと必ず言うんだなぁ。マグルの世界でも動物って舐めると大変なことになるし当然と言えば当然か。犬や猫もかわいいけど、噛まれたり引っかかれたりするしね。魔法生物なんて未知の世界だし、扱い方を間違えたら大変なことになりそうだってのは理解できる。
今回の授業でペアになってくれたのは同じハッフルパフ寮のポピー・スウィーティング。先生の言うことはちょっと大げさなので、あんまり怖がらなくてもいいよと言われたけど、言ってるそばからパフスケインに鼻の穴を狙われていた。
魔法生物の飼育には『動物の撫でブラシ』と『動物の飼料』が必要みたい。それぞれ魔法スロットにセットしてから使用しないといけないっぽくて、ちょっと面倒だなと思ってしまった。戦闘用と生活用で分けたいのでスロットの数 2 倍にならんかな。
パフスケインのお世話を終えたら、こんどは野外の囲いでニーズルという猫のような見た目の魔法生物を世話することになった。囲いのそばへ移動したら、スリザリンとレイブンクローの悪そうなガ……生徒がニーズルのひげを抜こうとしていた。ひげは 2~3 クヌートで売れるらしい。そんな小銭のためにひげを抜こうとするんじゃない。
止めに入ったポピーとスリザリン生が喧嘩になりそうだったので仲裁して、ニーズルにブラシがけと餌をやる。怖かったね~。痛かったよね~。お~よしよし。もう大丈夫だよ~。
授業の最後に先生とちょっとお話をした。先生は魔法生物をひどく扱う密猟者たちを嫌っているみたい。今回騒動を起こした生徒に対しても憤っていた。減点してやってくださいよ!スリザリンから 5 点減点!!準備が整ったら追加の課題を出すと言われたので、その時を待つことにしよう。
さて授業も終わったし次はどこへ行こうかなと思っていたら、ポピーに呼び止められた。会わせたい相手が森にいるのだという。罠か……?と思ったけど、ポピーとの関係はいまのところ良好である。彼女の魔法生物に対する愛情は本物だし、動物が好きな人に悪い人はいないと思いたい。
森の中の開けた場所でポピーが口笛を吹くと、真っ白なヒッポグリフが現れた。す、すげ~!!!!めちゃくちゃ綺麗だ。ハイウィングと名付けられたヒッポグリフに丁寧にお辞儀をすると、返礼してくれた。ハリー・ポッターで見たやつだ!!!!ブラシで撫でる権利を頂いたので、ありがたく撫でさせてもらう。カワイイネェ~!
餌もやったら満足したのか、どこかへ飛んでいってしまった。またねー!ハイウィングは昔ポピーが密猟者から守ったのをきっかけに仲良くなったらしい。ここ数年は安全だったのに、最近また密猟者が活動するようになったので心配しているのだという。ポピーは密猟者について調べてみるという。なにかわかったら教えてくれるとも。心強いぜ!
悪戯の犯人
ホグズミードをうろついていたら、急にふくろう便が届いた。送り主はピアーズ・ペンバートン。マジで誰?全然知らない人から手紙来るのってドキドキしちゃうよね。デミガイズ像の件に首を突っ込むなという内容だった。そうは言っても、もう殆ど回収しちゃいましたけど……。手紙の主はホグズミードにいるらしいので、話を聞きに行くことにした。
ペンバートンさんはムンさんが困ってる姿を見たくてデミガイズ像を置いて回ったと白状した。話を聞くと、むかしペンバートンさんはムンさんにいじめられていた事があるそうだ。まぁ~……いじめはよくないことですけども……。何十年も経って今更仕返しするのも……ちょっとダサくない……?
しょうもないことすんなよ、と優しく言ったら理解してもらえた。これ以上デミガイズ像が増えることはなさそうだ。ムンさんに黒幕の正体を教えに行ってあげよう。
ムンさんに、むかしいじめてた相手からの仕返しだったよ、と教えてあげた。でも全然反省してない!過去に自分がペンバートンさんに付けたあだ名を懐かしそうに思い出したり、なんなら会いに行ってみるとか言い出した。ええ……。まぁ……もうわたしには関係ないので好きにしてもらったらいいと思いますけど……。ペンバートンさんは会いたくないんじゃないかなぁ……。
後々ムンさんから届いたふくろう便では、ペンバートンさんと和解したと書いてあった。過去は水に流そうという話になったらしい。そうなんだ……それでいいんだ……。いいけども……。もし自分がペンバートンさんの立場だったら絶対に会いたくないし、そもそも仕返ししてやろうとか思わないな……。過去に遺恨のある人と関わりたくなくない?
箒レースふたたび
そういえば、箒のアップグレードが出来るようになっていた。金貨 1,000 枚で加速力とスピードを高めてくれるらしい。思ったより安いな。さらにアップグレードするには、また箒レースに出ないといけないらしい。またアイツに会わないといけないのか……。嫌だな……。
しょうがない……行くか……と思ってマップを開いたらメチャクチャ遠くてウワーッ!!となってしまった。いや箒使えるしファストトラベルあるから実際はそんなに遠くないんだけど、苦手な相手に会いに遠出しなくちゃいけないのかと思うととたんに腰が重たくなるな……。
今日も絶好調のイメルダ。夜だって言うのに髪も乱れていない。一通り彼女の「自分がどれだけ努力してきたか」を聞き流して、箒レースを開始する。
このレースってやつがどうにも苦手でよぉ~ッ……!!コースの途中に設置されている黄色い泡みたいなのをくぐるとゲージを使わず加速できるんだけど、それを取り逃したくない気持ちがあるし、リングをくぐり抜けられなかったらペナルティタイムが加算されるっていうのもウギー!となるし、そもそも上手く箒を操れていないし、ウウッ……ウグゥ……となりながらゴールした。
ホグワーツのレース場で相手したときより、ちょっと丸くなってる……?普通に褒められた。フン……まぁそれほどでもあるわね。才能があるってわかるとそれだけでやっかんでくる人がいるから、気を付けたほうがいいわよとアドバイスまでもらった。え……なに……急に優しくしないで……。こわ……。
イメルダはネリダ・ロバーツと仲が良くて、1 年生の時いっしょに箒の練習をしてたことがあるらしい。前回の記事で書いた、マーピープルに関心を持つ泳げないスリザリン生だ。
話したときはイメルダのイの字も会話に出てこなかったし、他人に嫉妬するような感じには見えなかったけどな。箒に乗るよりもマーピープルについて考えるほうが楽しくなっただけじゃないか?と思うんだけど、どうなんだろう。
それはさておき、次のレース会場は南海岸だという。また遠いんじゃないの~?しばらくレースは置いとこう。
ゴブリンと素敵な兜
ホグズミードの『三本の箒』店主のシローナさんが仲良くしているゴブリンがいるというので、紹介してもらいに来た。だいぶ経ってしまったけど、前回はルックウッドから守ってくれてありがとうございました。シローナさんと他のお客さんたちがいなかったら、今頃どうなってたかわからないもんね。
わたしが探しているゴブリンはロドゴクという名前らしい。彼は金属商人で、三本の箒にいなければホッグズ・ヘッドにいるんじゃないかと言っていた。店内には見当たらないので、そっちのお店を見てみよう。シローナさんからの紹介だといえば警戒も緩むだろうと言っていた。
ルックウッドとランロクのことをシローナさんに聞いてみたら、彼らは現状協力関係にあるとはいえ、同盟は不安定な状態であるという見解だった。ただでさえ魔法使いとゴブリンが仲良くなるのは珍しい現状で、クセのあるあの 2 人が手を組むなんて……という感じらしい。お互いがお互いの何かを狙って、うわべだけ手を組んでいるのではと言っていた。
ロドゴクはホッグズ・ヘッドで呑んでいた。シローナさんからの紹介であること、ランロクに対抗できる情報が欲しい事を伝える。シローナさんがわたしを信用しているならと、ランロクの目的を知るために出来そうなことを一緒に考えてくれた。魔法族にしか入れない墓所に、聖なるゴブリンの遺物があるらしい。
その遺物はゴブリンがつくった『アートコットの兜』というものだという。その兜はむかしゴブリンたちが団結していた時代に作られた、その時代を象徴する逸品だったのだけど、魔法族に奪われてからは失われた物の象徴となってしまったそうな。
「奪われた」って言ってるけど、この墓所に眠る収集家の魔女は兜を買ったって言ってた。でもゴブリン的には、全ての物の正当な所有者はそれを製作した者だという意識があるらしい。対価を払って手に入れても、ゴブリン的には奪われたって感じちゃうのかな。そこの認識が違うとなると、マジで魔法族とゴブリンが仲良くするのは厳しそうだ。
その兜をランロクに渡せば、ロドゴクが過去に失った信頼を取り戻して、目的を漏らすかもしれない……ということだった。そう上手くいくかは疑問が残るけど、いまはそれしか方法がなさそう。やってみよう。墓所はちょっと怖いけど……。
墓所の中はそこそこ広かった。蛾のギミックもあってけっこう面白かった。空の絵画のようにただ誘導するだけじゃなくて、そこからもう一捻りする必要があったのがナルホド!!って感じだった。たまには頭を使うのもいいね。新鮮で面白い。
石棺の中身は既に失われていた。ルックウッドの手下の死体があったので、金目のものがないか探って『印章リング』を手に入れておいた。ルックウッドが兜の存在を知っていて、我々と同じようにランロクからの信頼を得ようとしているなら、先を越される訳にはいかない。ルックウッドからランロクの手に渡る前に我々が兜を手に入れて、素知らぬ顔でランロクに渡そう。
近くの野営地に行ってみたら、トロールとアッシュワインダーズが戦っていた。というよりは、トロールに蹂躙されていた。ケケケ、いい気味だぜ。というかなんでトロールがこんなところに?目くらまし術で戦いの様子を伺って、アッシュワインダーズが全滅したところでトロールを倒す。いいとこだけ貰っていくぜ!!
トロールを倒したら追加でアッシュワインダーズが湧いてきたけど、もう決闘もお手の物となったわたしには勝てまい。こちらには噛み噛み白菜だっているし、ウィゲンウェルド薬もめちゃくちゃ持っているのだ。無敵である。アッシュワインダーズを倒して、遺物の兜を手に入れた。
ロドゴクに兜を渡すと、それは感心していた。兜の素晴らしさにひとしきり感動したのち、感謝の言葉をもらった。「これで気が逸れて捜索の手も止まるかも」と言われた。捜索ってなんのことかと訊いたら、「はっきりしたことはわからん」と濁されてしまった。あ、あやしい。ロドゴクは既になにか知ってそうな気がする。
わたしとロドゴクの協定のことはひとまず内緒にしておこうということになった。ゴブリンと仲良くしてるってランロクに知られたら、ロドゴクさんも危なそうだしな……。最後の最後でちょっとだけ怪しいなと思ってしまったけど、これで無事にランロクの目的が分かればいいな。
さいごに
クエストが終わったら、毎回恒例になりつつあるふくろう便ラッシュが来た!!シローナさん、セバスチャン、ウィーズリー先生、それから初日に寮で会話したアデレード・オークス。クエストがばばっと増えるの、毎回ウフフってなってしまう。どれから手を付けようかな~!
つづく