未来ガルレア大陸の地上にあった荒廃した時の女神の教会。アルドの声によって起動した時の夢の書で、本来の姿に戻っていく。そこから出てきた白いローブの女性はマドカ博士にそっくり!でも本人は自分のことをヒミカ様だと言っていて……!?
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マドカとヒミカの知られざる過去
未来の地上から消えた時の女神の教会を追って、現代のまほら湖にあるはずの教会へ向かう。向かってみると教会はたしかにそこにあって、未来で朽ちていたとは思えないくらいだった。さっきまで見ていたのは、もしかしたら夢だったのかなぁ?というくらい、中にいる人達もそっくりそのまま生きていた。
マドカ博士の姿をしたヒミカ様を自称する人物に、一体どういうことなのか話を聞いてみた。ヒミカ様の本来の姿を知っているサイラスも、ヒミカ様だとは思えないと言っていた。顔が違うはずだもんなぁ……。どうみてもマドカ博士だし……。するとヒミカ様は自分の過去をアルドたちに見せてくれた。
クロノス博士が古代に飛ばされてしまったのと同時に、マドカ博士も東方の古代に飛ばされてしまっていたのだった。そこはヒミカ様のいた岩戸島で、そこで初めてふたりが出会う。ヒミカ様は空から不思議な光とともに舞い降りたマドカ博士を、天の御使いとして岩戸島に住まわせることにした。
ふたりはお互いに知識を共有したり、心の支えになってしばらく一緒に暮らしていた。そんな時、時空が割れ時層回廊が姿を見せる。時空を超えてワープしてこようとした大陸を押し返すために、四大精霊が砕け散った。その衝撃で開いた時空の裂け目に、岩戸島が飲み込まれてしまったという。
これがヒミカ様の行方不明事件の真相ということだね。やっぱりヒミカ様は、島もろとも時空を超えて迷子になってしまっていたんだ。そこにマドカ博士もいたのは驚きだったけど……。そのまま時空をさまよい続け、現れては消える島は人々から敬い畏れられることになった。そこに教会ができたと……。
ツブラの玉
災害の日、運悪く外に居たヒミカ様は島から投げ出され、次元の闇に吸い込まれてしまったという。その時に自分の心をマドカ博士の肉体に憑依させてしまったということらしい。つまりヒミカ様でありマドカ博士であるというのは、本当にそのとおりだったのか……。世迷い言かと……。
マドカ博士は家族ともう一度会えることを信じて、『ツブラの玉』を作り上げた。あれはマドカ博士が作った小型の記録装置だという。いろんな時代の色んな場所に撒いて回収することで、家族の姿を観測するのが目的だったと。あれマドカ博士が作ったの!?いや天才夫婦だと聞いてはいたけど、やっぱりすごいな。
ツブラの玉は記憶の書と交換できる便利な玉だとしか思ってなかったけど、そういう背景があったのか……。なんだか手に入れた時の気持ちが変わってきそうだな。ツブラの玉を回収して、アルドとフィーネのことは気づいていたらしい。でも最初から自分の正体を明かすのはリスキーだと考えて黙っていたのだそう。
マドカ博士の願い
時の夢の書を介してアルドに発動させた『プロジェクト・アナザーエデン』。その計画が KMS 社やファントムたちに知られたら困るということで、秘密裏に進行してきたプロジェクト。それが今発動して、一体何が起ころうとしているのか……。
ヒミカ様の願いは、自分の肉体を取り戻して古代に帰ること。これは納得できる。ヒミカ様は巻き込まれただけ、というとちょっとアレかも知れないけど……。普通に生きていれば遭遇し得ない自体に巻き込まれてしまっているのだから、もとの生活に戻りたいと考えるのは当然だ。
マドカ博士の願いは、失われたエデンを復活させて、残された家族とまたひとつになること。アルドはフィーネの願いが生み出した、もうひとりのエデン。マドカ博士はアルドとフィーネの力を借りて、マドカの祈りを託した 3 人目のエデンを作り出そうとしているらしい。
ちょ、ちょっとまって、それってありなん?いや 1 部終わった時、エデンの存在しうる未来を探しに行こうみたいな話はあったけど、新しくエデンを作るのってありなん?死んでしまったエデンのことはもうどうしようもないってこと?それに残された家族って、クロノス博士のことは?どういうこと?
不死なる神の陵墓
そんな話をしていたら、ファントムくんがやってきた。妖魔三人衆のひとりである、しょうけらという名前の妖魔を連れて。捻り潰してやろうと戦ってたら、オーガベインとフィーネの中のジオ・プリズマが反応しだして、何かが目覚めようとしている。
なんかめっちゃでっかい何かが出てきた!ファントムくん曰くこれは神の陵墓だという。しょうけらと同じような目玉がついてますけど……。墓に目玉が……ついてますけど……。そこはかとなくエヴァみを感じる。こういう雰囲気のものちょこちょこ出てくるね。
なんだなんだー!?って戸惑ってたら、教会が位相フィールドとかいうのに飲み込まれていってしまった。位相フィールドってなんやねん。よくわからないけど、たぶん異時層に行ったってことだろうか。おいおいただ時空を超えるだけじゃないってことかー!?面白くなってきたな!
妖魔の隠れ里
妖魔のことならナグシャムにいるガーネリが詳しいだろうということで、話を聞きに行ってみた。相変わらず怖い顔してんね!彼女によると、妖魔殿のその先に妖魔が隠れ住む里があるという。魔獣族や鬼族の村のように、妖魔たちが住む場所があってもおかしくないのか。確かにそうか……。
クンロン山脈で魔獣に襲われている妖魔の子供(てむてむという名前らしい)を助けて、隠れ里への道を教えてもらった。いいやつだな……。彼は師匠のお使いで、グラスタ錬成のために必要な鉱石を集めているという。グラスタを……?錬成……?またなんか新しい要素が出てきたな……。
鉱石を見つけるのを手伝ったら、お礼にその鉱石をもらってしまった。こんな貴重そうなものを……。やっぱりいいやつだな!そのまま彼のあとを追って、隠れ里イトイスという場所にたどり着いた。めちゃくちゃ雪の国だ!!!!!クンロン山脈も雪が降っててテンション上がったけど、ここはそんなレベルじゃない。
お祭りみたいなのもやってて、なんとお祭り期間中は外の人間立入禁止だって言われてしまった。でもクンロン山脈で助けた子供が中に入れてくれた!ラッキー。人助けはするもんだな。この里は穏健派妖魔の集まる場所らしく、我々が人間だとわかっても優しく接してくれた。
この里めっちゃいいわー。雪国ってさむくて嫌だなって思ってたんだけど、人の優しさがあたたかくてむしろ良いなとまで思った。かまくらとか雪だるまって最後に作ったのいつだろう……。冬は寒さが苦手で外に出るのも嫌だなと思ってしまうんだけど、雪遊びしたくなってきたな。
さいごに
やっとみつけたマドカ博士とヒミカ様はまたどこかへ行ってしまうし、マドカ博士のやろうとしてることもちょっと理解できないし、一体この先どうなってしまうんだろう……。この里でグラスタ錬成ができるようになるらしいけど、システムについて行けるかも不安だ……。
つづく