インドネシアのインディーゲームスタジオ Toge Productions が開発したノベルゲーム、『Coffee Talk』。Steam サマーセールで安くなっていたので購入してしばらく寝かせておいたんだけど、なんとなく Chill ……という気持ちになったのでプレイしてみることにした。
ネタバレしかない記事になるので、未プレイでネタバレ嫌だよ!って人が万が一いたら、いますぐこのページから離れてゲームをプレイしてね。
世界観
メニュー画面から既にオシャレ……。ノーマークだったけど MOD も対応してるのか。どういうのがあるのか知らないけど、キャラクターの見た目を変えるとかそういうやつなんだろうか。
舞台は 2020 年のシアトル。知った名前の都市だけど、ぜんぜん違う雰囲気の世界みたい。というのも、住んでいるのは人間だけじゃない。エルフ、ドワーフ、オーク。ファンタジーの世界でしか見たことのない種族が共存して、現代社会を生きている。
そんな街で小さなカフェを営むのがこの私ってワケよ!!深夜にしか営業しない、完全に趣味のようなお店。サイコーか?きっとここで出されるコーヒーは、家賃を払っていない味がするんだろうな……。そういうの、やりて~!!
はじめてのコーヒー
初めてのお客さんが来た!イラッシャイマセ!と気合を入れて挨拶したら、ゆるい挨拶が返ってきた。彼女は常連さんらしい。名前はフレイヤ。いい名前だね。フランクな言葉遣いと態度で、長いこと通ってくれているんだろうなと思わせる。今日は配送業者のトラブルで、材料がいつもの半分しか入荷していないらしい。でもコーヒーを作るぶんはあるみたい。良かった~。さっそくエンディングかと思った。
フレイヤはトリプルショットエスプレッソというのをご所望らしい。スマホで作り方が見れるので、忘れてしまっても安心だ。コーヒー 3 つでエスプレッソができるみたい。そんなに難しくないみたいで良かった。まだ未開放のレシピもたくさんあったので、どんどん作れるものが増えていくんだろうな。たのしみ!
ドリンクを作っているときの演出が良い。挽いた粉をギュッとするあの感じとか、抽出されて出てくるコーヒーの感じとか、めっちゃいい感じ。最悪なのはわたしの語彙力だけ。
あなたのために作りました!美味しいといいんだけど、どうだろう。ドキドキしながら提供すると、「これが飲みたかったの!」と言ってもらえた。う、嬉しい。バリスタ始めて良かった。エスプレッソを飲んで一息ついたのか、フレイヤが最近の悩みを話してくれた。
フレイヤの悩み
フレイヤは新聞にコラムや短編小説を寄稿しているらしい。すげえ!でもその仕事よりもっと大きいことがやりたい、つまり、小説を書きたいと思っているらしい。めちゃくちゃいいじゃん!小説、できたら読ませてほしい。彼女のコラムを私は読んだことがないけど、どんな感じなんだろう。
フレイヤは、GRA メディア社というこの国で一番の出版社のお偉いさんとたまたまエレベーターで一緒になったときに、自分の本のアイディアを売り込んだのだという。すごい行動力だ……。そのお偉いさんはフレイヤの短編小説を読んだことがあって、1 ヶ月で本を書き上げたら契約を結んでくれると言ってくれたらしい。マジで~!?スゲー!
でもその小説を仕事中にこっそり進めていたら、新聞コラムの仕事が遅れててマジヤバらしい。小説も、もう 1 ヶ月の期限のうち 1 週間が過ぎてしまっているという。そして進捗はゼロ。もともとスケジュールきつくね?って思いながら聞いてたけど、それって結構やべ~ぞ!!
今日はその小説のヒントを得るためにカフェに足を運んでくれたのだという。彼女が今までに書いた短編で出来の良いものは、ウチの店で書いたものなんだという。ふつうに嬉しいな……。
さいごに
フレイヤと話してたら、新しいお客さんがやってきた。まとめて書こうかと思ったけど、長くなっちゃいそうだったので分割することにする。次回は悩ましげな雰囲気のお客さんとお話するぞ!!まだコーヒー 1 杯しかつくってないけど、既に面白さを感じている。止まらなくなりそう……。
つづく