プロローグやっただけの状態だと「間違えてホラーゲーム始めちまった……」って気持ちになってしまって、しばらく元気が出なかった……。でも巷であれだけ絶賛されていて、続編も出るようなゲームがただの訳のわからないホラーもどきなわけがない!と思って続きをやっていくことに決めたぞ!!頑張っていこうな!!
前回の記事はこちら。
本編の始まり
気が付くとそこには知らない天井、手錠でベッドと繋がれていて、涙がこぼれていた。たしかにあんな怖い目にあって、一度死んで、目が醒めてこんな状況だったら私も泣くと思う。どうでもいいけど右頬に一本だけあるごんぶとの髭が気になる。
大柄な男性が部屋にいて、なんだかいろいろ喋ってくる。右腕についている手錠はそういう形の端末なんだとか、サムが一番最初に荷物を運んだ都市……セントラル・ノットシティ [K1] はヴォイド・アウトで跡形もなく消えてしまったとか。
ヴォイド・アウトというのはあのクレーターが出来た爆発のことだと思う。BB は廃棄処分が決まってしまったらしい。赤ちゃんなのに処分とかモノ扱いなのが気になるな……。
で、このデッドマンさんが何の用事できたのかと思えば、同じ都市内にある隔離施設にいる大統領のところまで薬を届けてほしいとのこと。なんで私に頼むんだ?物運びは全部運び屋に依頼しないといけない条例でもあるのか?
自分で運べばいいのに、と思ったら彼は本人じゃなくて、いや本人なんだけど、カイラルグラムとかいう……立体通信の映像なのだった。前回の配達完了のときに見たやつとは違って、高画質でめちゃくちゃハイテクって感じがする。
彼はいまここに存在しないから荷物を運べないし、なによりも大統領がサムに会いたがっているらしい。大統領に会いたいって思われること、早々ないけどサムって何者なんだろう?謎多き人物……。そういうことならまぁ仕方がない。依頼を引き受けて隔離施設までいってみることにしよう。
大統領に会いに行こう
ハァ~イ皆さんこんにちは!こちらサム!現在わたしは、末期癌の大統領が闘病中の隔離施設の前にいま~す!これから依頼された薬を届けに行ってみたいと思いま~す!
目覚めた部屋から隔離施設まではめちゃくちゃ近かった。ハイテクな外観の建物ばかりなのかと思いきや、昔からのものであろうレンガ造りの建物とかもあって面白い街だった。街……というにはひっそりしているけど、地下に居住区があったりするんだろうな。時雨とかあるし……。
企業のロゴ入りクソデカエレベーターに運ばれて先へ進むと、職員の話し声が聞こえてきた。大統領の容態があんまり良くないらしい。そろそろ覚悟しておいたほうが……みたいな声も聞こえてくる。そんな感じなのか。
こんどは実物のデッドマンが出迎えてくれた。大統領のことを彼女って呼んでいるんだけど、大統領って女性だったのか。と思ったら、合衆国最初で最後の女性大統領、そしてサムの育ての親だという。よ、養母……!?家族関係複雑な感じ?
大統領の部屋に入ったら、彼女の右腕だというダイ・ハードマンさんがいた。サムと彼はどうやら昔の知り合い?らしい。10 年前がどうとか言ってたけど忘れちゃった。その怪しいマスクを外してくれんかね?
この人が大統領、そしてサムの養母か。綺麗な方だな~。末期の癌と闘病中だし、年老いてはいるけど、しっかりとした女性なんだろうなって感じがする。ブリジットはサムにお願いしたいことがあるらしくてここへ呼んだらしい。
アメリという女性がアメリカを再建するために、大陸を 3 年かけて横断したらしいのだけど、そのアメリを助けてほしいとか。助けるって言ったってどうやって……と思いながら話を聞いていたら、世界を再び繋がなければ人類は滅びると言う。繋ぐって簡単に言うけどそれは……アメリカだけでいいの?他の大陸はどうなってるんだろう?
サムが難色を示していると、いきなり縋ってきて怖かった。身体中に刺さっている管やら針やらもお構いなし、医療用機器も倒れてしまった。これ壊れたらメチャクチャなお金がかかるのでは……。
彼女の身体から、最近見たばかりの黒い液体が溢れている。BT ってもとは人間だったものなのか?彼女も BT になってしまうの?黒い液体のついた手で触られて、サムの右手に手形がついた。何かわからないけどすごく嫌な気分。
彼女の意識がなくなる寸前、シワシワのおばあちゃんだったはずの彼女が急に若返ってビーチで待ってるとか言ってきた。海水浴のお誘いって訳じゃなさそうだ。
気の乗らない依頼
そのまま大統領は亡くなってしまった。ダイ・ハードマンとデッドマンは、大統領が亡くなったことが公になるとブリッジズが崩壊するので内緒にしておきたいという。でも死体は早く焼却処分しないと、以前の死体のようにネクローシスしてこの都市もクレーターになってしまうらしい。
いつの間にかサムは大統領からのお願いを聞き入れたことになっていた。右手に付けられた手形がその証らしい。勝手に付けられたんですけど!?
大統領と(勝手に)結んだ契約により、サムはブリッジズの一員となり、アメリカ再建の任務を負う羽目になってしまった。なんでやねん。雇用契約書類ちゃんと書いてよね。給与はおいくらくらいなんですか?年間休日は?福利厚生は!?
そんな事を考えているうちに仕事を正式に依頼されてしまい、大統領であり養母である女性の死体を焼却施設まで運ばなければいけなくなってしまった。めちゃくちゃ嫌だが……。ただの死体ですら気が重いのに、自分と関係のある人の死体を運ぶのってとてつもなく嫌だ……。
“荷物”を運ぼう!
能力者(DOOMS)であり、帰還者であるサムにしか頼めない仕事だと言われてしまったらやるしかない。嫌だとごねていて時間が経てば立つほど、この都市も危険にさらされる。死体がネクローシスするのは心停止から 48 時間と言われているらしいので、それまでに焼却施設まで運ばないといけない。
施設まではそう遠くないけど、山岳地帯を通らないといけないらしい。死体はなるべく損傷させたくないので、安全なルートで、でもなるべく急いで運ぼう。出来るかな……。
川を渡る時、踏ん張らないと転んで荷物を落としてしまうらしいんだけど、安全に渡れるようにはしごが掛かっている場所があった。イゴールさんありがとう。他にもあったはしごやロープもイゴールさんが置いてくれたものだったので、もしかしたらイゴールさんはシステムのイゴールさんかもしれない。いや、でも有難いことに変わりはない。ありがとう。いいね連打しとこう。
焼却施設まではそんなに遠くなかった。死体が重たくてふらついてしまうのと、山道で足場が不安定だったのでちょっと大変だったけど、なんとか時間内に焼却処分できそうで良かった。
システムがこの施設に入る前にセーブを勧めてきたのが恐ろしかった。「この先なにかあるよ」って言われてるようなもんじゃん!!ネタバレやめてください!!大人しくセーブしたが……。
任務完了、そして
無事に任務完了。死体を燃やすとカイラル物質が発生して、濃度が高まると時雨が降り出して BT が寄ってくる?って感じなのかな。また空に虹がかかって、あっというまに大雨になってしまった。
前回の死体処理のときにうまく機能しなかった BB も一緒に焼却処分してくれと言われた。そういうのは依頼に最初からちゃんと書いといてよね。でもなんだか可哀想だが……。一度死んだとき、この子を通して帰ってこれたような気がするんだ。もうあんまりおぼえてないけど……。
って思ってたら BT が寄ってきたっぽい。窓に手形がドーン!窓割れて内壁に手形がペタペタ!はいはいホラー展開ですよ!!勘弁してください~!焼却するとカイラル物質が発生する死体を、大量に処分するこの施設。たくさんの BT が存在しているようで、あっという間に囲まれてしまったとサムはいう。
雨が止むのを待ってはいられない。早くこのエリアから出ないといけない。BT に気付かれて食べられると、ヴォイド・アウトするらしい。前回クレーターが出来たあの現象のことだね。サムは帰還者なので帰ってこられるけど、ヴォイド・アウトが起こった地域はクレーターになって、他の人達はみんな消滅してしまうという。
サムは処分しろと言われた BB を接続して危機を乗り越えようと考える。BB と左肩のセンサーがうまく接続すると、BT を検知してくれるっぽい?どういう仕組みなんだろう。
なんとか BB を接続できたので、ゆっくりしゃがんで息を殺しながらエリアを抜けることを考える。めっちゃこわくてスクショ全然撮れてなかったんだけど、近付きすぎると手形がデュン……デュン……って身体の近くを通り過ぎていくのが最悪だった。めちゃこわ。
大きな音を立てないようにゆっくり、しかしなるはやでエリアを抜けたら、雨もやんでセンサーも反応しなくなった。どうやら危機は脱したらしい。よかった~~~!!!!
安全になったので思わず写真タイムに入ってしまった……。BB がいるとサムのポーズも増えるのね。ウキウキだけど真顔なのが面白くてそのまま撮ってしまった。もう荷物もないし変なやつもいないし、ジャンプして帰っちゃお!って思ってたら転んで、BB が泣いてしまった。
しまった、たしかに荷物は持ってないけど BB がいるんだった。ごめん、忘れてたよ。泣かないでくれ~。あわててなだめて、今度は慎重に歩みを進めていくことにした。反省……。
特殊なツールがないと取得できないと言われてしまったが、手のような形の鉱石?をみつけた。あちこちに生えているけど、ツルハシ的なものを手に入れたら取得できるようになるんだろうか。何に使うんだろう。
帰還者の帰還
カイラル・ノットシティに帰ってきたら、DOOMS が BB を装備するとお互いの記憶や感情がハウリングして、どっちも帰って来られない可能性があるんだって言われた。そうならなかったってことは、やっぱりこの BB は処分するしかないだろうって。そんなこと言わんでくれよ!!
処分を免れた BB はサムに救われたな、とデッドマンに軽口を叩かれた。けど実際はそうじゃなくて、BB がサムを、そしてこの都市に住むみんなを救ったのだ。だってサムがあそこで BT に食われてたらみんな死んでたんだから。不良品扱いするのは辞めてほしいな。
大統領を処分してきたと思ったら、大統領が待ってるって言われた。でもカイラル物質まみれの格好では会いに行けないので、シャワーを浴びてこいと部屋に案内された。どういうこと?もう次の大統領が決まってるの?もしかしてダイ・ハードマン?虎視眈々と大統領の座を狙っていたのか?怪しいと思ってたんだ!変なマスクまで付けて!
シャワーを浴びたら話を聞きに行ってみよう。流石に後任が決まるのが早すぎるので、一体どうなってるのか知りたい。
さいごに
夢?の中で幼いサムがビーチにいた。赤いハイヒールを履いた女性にドリームキャッチャーを付けてもらって、眠れない夜はこれをつけるんだよと言われていた。彼女は一体誰なんだろう?最初はホラーゲームかと思ったけど、 BB がいてくれたらなんとなくやっていけそうな気がする。ずっとそばにいてくれ……。
つづく