アイヌの人たちが集うコタンに身を寄せ、ゆったりとした時間を過ごした篤。仇討ちという目的のために日々命をすり減らしていた身体に、人々の優しさが染み渡る。全員アイヌみたいな人たちだったらいいのにな~!離れ難いが、いつまでもここにいるわけには行かない。狐を追って北に行こう。
前回の記事はこちら。

天塩ヶ丘へ

北へ行こうと向かったら、商人たちの馬が落ち着かない様子でソワソワしていた。困っている感じだったので馬をなだめてやる。天塩ヶ丘には様々な噂があるらしい。呪われているとか、足を踏み入れたやつをあの世に送るとか。そんな噂に怯えた商人たちは、篤を用心棒として雇う。一人舐めた態度を取ってきたやつが居たので謝礼金を倍にしてやった。
手付金として 2,000 文も貰った。悪くない。それほど気を張る土地なのかも。アイヌの人たちに癒やされて、少し気持ちが緩んでいるかもしれない。油断せず行こう。おれたーちはー まだまーだー♪
商人たちは赤鶴屋という宿を目的地にしているようだった。天塩ヶ丘に宿はそこだけらしい。宿には三味線弾きがいるようで、商隊の一人はその女の撥捌きに惚れているという話を聞いた。そんなにすごい腕前なのか。気になるな~!篤とどっちが上手だろうか。
そんな話をしながら道を進むと、どんどん吹雪が酷くなっていく。と思いきや、樹に青い光のランプが沢山吊るされている。幻想的で綺麗~!しかしそう思っていたのは私だけだった。商人は怯え、馬は逃げ出し、篤は刀を抜いて臨戦態勢だ。どうやら待ち伏せを食らったらしい。

敵は白い服を着た忍びのような集団だった。鎖鎌を使って遠くから攻撃してくる。鎖鎌の攻撃受け流すの難しい!!対鎖鎌の場合は槍って有効なの?どうなんだっけ?
雑魚を倒していたら、頭と思われる見た目の敵が出てきた。こ、こいつ!狐じゃん!

狐の放った苦無を胸に受けた篤は様子がおかしくなってしまった。クソッ!毒か?

視界がぐわんぐわんと揺れ、幼き日の幻覚まで見えてきた。

三味線を弾く母の姿。それを嬉しそうに聴く篤。あの頃は毎日が楽しかったんだろうなぁ。

狐は篤を怨霊と認識していた。しかし直接手を下すことはなく、どれほど頑丈か試し甲斐があると呟いて去っていってしまった。篤の意識は途切れ、なにかに身体を揺らされて目を覚ますと敵の姿はもうなかった。
逃げたはずの愛馬、焔が篤を起こしてくれたようだ。無事で良かった。まわりに倒れていた狐の手下から、狐のマークが入った紙を見つけた。これがあいつらのマークかな。九尾の狐を示しているっぽい。

しかし身体の毒はまだ抜けていないみたいで、篤はふらふらしている。おまけに吹雪が酷くて身体が冷える。なんとか重い体を必死に動かし、風を凌げる洞窟まで歩いていく。
凍える手で火を焚き、身体を温める。生の実感……。まさか天塩ヶ丘に入った途端襲われるとは思っていなかったな。石狩ヶ原の鬼は松前侍との小競り合いで忙しかったからかもしれないけど。

いきなり事件に巻き込まれたが、やっと天塩ヶ丘に到着だ。護衛を頼んできた商人たちは死んでしまったが、彼らの目的地は天塩ヶ丘にひとつしかない宿の赤鶴屋だったはずだ。人の集まるところには情報も集まる。あとで向かってみようかな。
傳承:紅着物

赤鶴屋に向かう前に、気になっていた着物の傳承を追いかけちゃおう。装備なんていくらあってもいいですからね!黄色い葉のついている木のそばで、語り部の雨月が拍子木を打っている。まわりには沢山の羽虫が舞っていて、ちょっときしょめ。
この虫は雪虫と言うらしく、雪が降る前に現れて季節の移り変わりを教えてくれるんだそうだ。雨月に紅着物の傳承を語ってもらうことにした。

酒に酔って暴れるタイプの父親、娘を守る母親。娘が大きくなったある夜、暴れて母を絞め殺した父を、娘は鋏で殺した。父はよくない輩との付き合いがあり、父の死を知った手勢は娘を襲いに来るが次々に返り討ちにしていく。
そんな娘は母を想って雪像を作ったという。雪像には赤い雪虫が現れて道を示してくれるらしい。雪虫を追いかけ、娘の記憶を辿れば着物に辿り着けそうだ。
天塩ヶ丘のあちこちにある黄色い親子木のそばに雪像があった。それぞれが娘の思い出の地のようだ。雪に刻まれた像には思いがこもっており、見てるとなんだか物悲しい気持ちになる。
最後の像は未完成だったので、篤が仕上げて母娘を再会させてあげた。すると雪虫が現れ案内してくれる。そこにあったのは母の墓だった。見晴らしの良い高台にあり、天塩ヶ丘が見渡せる。こういうところに埋葬するのって、やっぱ愛だよな……。
そばに埋めてあった木箱に紅着物が仕舞ってあった。紅と言うには赤さが足りなくないか?と思ったけど、胸元に血の跡がついている。紅ってこれのことか……?

紅着物は隠密装備だった。苦無で連殺できるようになるのと、敵の察知能力減少、鎖鎌で闇討ちが出来る距離が伸びる。鎖鎌はまだ持ってないし、どっちかというと正面突破が面白いのでしばらく使わないかも。天塩ヶ丘は忍のエリアらしいので、もっと隠密に使える護符や道具が手に入ったら使えるかもな~。
からくり箱と謎の仕掛け

何かの社でからくり箱というのを拾った。普通に開けようとしても開かないが、特定の手順を踏むと開けられる仕掛けの箱だ。パーツをずらして、一番上面の蓋が開けば中身を取り出せる。けっこう面白い!最初に手に入れた箱からは、誰何の勾玉というのが入っていた。

扉のない家も見つけた。家の周りには狐の像と謎のマーク。松明で火を付けるギミックっぽいけど、マークの意味がわからず適当に付けてたら自分に火が移って燃え死ぬかとおもった。どうやらこの『爪』みたいなマークのほうが正解で、『墓石』みたいな方は触っちゃだめなやつっぽい。
家の中には地蔵があったのと、密書が置いてあった。赤鶴屋の傍に住む爺を監視しろという下知のようだ。爺がなにしたっていうんですか!

また別の場所、温泉に入りに来たら怪しい広場があるじゃねーの。ここもさっきの戸のない家と同じく狐の像と、火を灯すギミック。ここにはさっきのマークがなくて、奥にある像と同じものに火を灯せばいいっぽい。
小気味良い音がして、狐のマークがついた壁が開く。奥には敵の隠れ家があった!

忍相手には忍らしくと思い、暗殺していく。途中で見つかってしまったが、かなり数を減らしていたので難なく勝つことが出来た。あちこちに武器も落ちてたし、優しいのね。捕虜が居たので解放してあげると、狐の手下の一人はかなりの外道で、鎖鎌の達人である榎本の名を狂ったように叫んでいたそうだ。やべーやつがいるな。
最後にまた火灯しギミックをこなして、最奥にある建物に入り込む。斎藤の文がここにも置いてあった。
斎藤の文 背信の者
謙吾は他に並ぶ者なき刀鍛冶であった
だがそれ以上に私の友であった
人質としての長き歳月を経て故郷へ戻った折
真っ先に迎えてくれたのも謙吾である
今この蝦夷地を守るべく振るう刀も
あやつが打ったものだ
それゆえ我が妻子が飢えに苦しむ中
あやつが私を見捨て多くの者を伴って
逃げ出したことを許せるはずがない
銀杏炎上に一つの喜びも覚えぬ
だが一つの悔いもない
斎藤成秋
畑を荒らす狐

荒らされた畑を見つけたので見に行くと、九尾組が苦無で殺されていたのを見つけた。苦無は敵の道具なんじゃないのか?仲間割れか?と考えていると、いきなり九尾組がやってきて「花」と呼んできた。人違いです。
言っても無駄だったので斬り伏せようとしたら苦無が飛んできて、相手は死んだ。一騎打ちのために構えていた長押し△技が暴発した。誰だ!!
白髪のきれいな女が薙刀を持って立っていた。こいつが花か。九尾組の援軍が来たので二人で協力して敵を倒す。敵は倒したが、またやって来るだろう。ここから逃げろと言ったが花は聞く耳を持たなかった。九尾組と同じ道具を使っているが、やつらの仲間じゃないという。なら手を組みましょう!その苦無っていうやつ、興味があります!わたし、気になります!

苦無の扱い方を教えてもらったぞ!やったー!これ欲しかったんだ。近距離の投擲武器が目潰し粉しかなかったから、物足りないな~と思っていたのだ。
花は唐茄子というカボチャのような実を調理してくれて、一緒にご飯を食べた。この付近には畑を持つ家があと四戸あるらしいので、パトロールしにいくことになった。苦無も貰ったし、それくらいお安い御用ってわけよ。まかせな。

いくつか畑を見回り、花の話を聞いていく。苦無は凍った地面を登ったり、土を掘ったりするために使っていたそうだ。もっと適した道具ありそうだけど……。そのうち、苦無で身を守る術を編み出したものも居た。九尾組の忍の中には、かつての花の身内もいるだろうと悲しそうに言った。
花には生きる考えを変えた男がいるらしい。その男が苦無の鍛え方や戦い方も教えてくれたのだという。夫や両親をこの蝦夷地に埋めたと言っていたので、その男ってのは夫になった人なのかな。そんな人がいるなら蝦夷地から出ようとは思わないのも当然か。厳しいこの地で生きていくんだ……。
すべての畑から九尾組を追い出し、平和を取り戻すと護符を手に入れた。『火剣の勾玉』という小護符だ。これは苦無に炎上ダメージが付与されるようになる。これで苦無を投げる本数増やす護符もつければ、雑魚戦はこれだけでやっていける気がする。たのしみ……!!はやく敵に遭遇しないかな。
さいごに

赤鶴屋を無視してめちゃくちゃサイドストーリー進めてしまった。雪景色かなり良いな~!忍との戦闘はちょっと苦手かもって思ったけど、燃える苦無を手に入れたのですこし楽になると良いな。次回は赤鶴屋に行って狐の情報を得ようかな!
つづく