父と母の足跡をたどり、羊蹄山登頂を果たす篤。預けてあった両親の護符をもらって、復讐の決意を新たにする。羊蹄平を制圧している斎藤の手勢もだいぶ大人しくさせたし、後回しにしていたアクティビティを完了させにいこうかな。それが終わったらようやく鬼退治だ!
前回の記事はこちら。

三味線の師匠

羊蹄平に、斎藤たちが手出ししてこない美しい庭園があった。どうやら篤は子供の頃、母と共にこの庭園づくりを手伝っていたようだった。文句を言いながら母について回り、庭造りを手伝った思い出に浸りながら庭を散策していると、平二郎(へいじろう)という男に声をかけられた。
彼は篤に三味線を教えてくれていた師匠のような存在で、あの夜から会っていなかった。篤のことを死んだと思っていたようで、再開したときは信じられないと行った表情をしていた。三味線の教えを受けながら、いろいろなことを話す。
怨霊として羊蹄六人衆を追っていること、道は容易くないがやり遂げる覚悟を持っていること。平二郎師匠は納得してくれて、三味線の歌を餞にくれた。新しい楽曲だ!やったー!この曲を弾くと、稽古台へ導く風を吹かせることが出来るらしい。使ってみたけどちょっとあんまわかんなかったな……。いい曲ではある。

二刀の達人

羊蹄山にいるという、二刀の達人に会いに行く!!彼は山にこもって生活をしているらしく、会いに行くのも一苦労だ。斎藤の手勢も彼を探しているみたいで、登山道の入口には敵がいた。山へ続く道には落とし穴が仕掛けてあったが間一髪で回避に成功した。あっぶね~!
羊蹄山に登るのは二度目だ。羊蹄神社を目指したときもかなり大変だなと思いながら登ったけど、今回も変わらず大変な道のりだった。でも、やっぱり山からの景色は格別だ。山っていいよな~。こんな景色を眺めながら日々の生活を送るのってすごく魅力的。

粗末な小屋に、見覚えのある刀が置いてある。篤が触れようとした瞬間、後ろから「触れるな」と声をかけられた。

半兵衛(はんべえ)は篤を野盗だと思ったのか、殺そうとしてきた。左腕がない!シャンクス?篤がこの刀は父が作ったものということを伝えると、あの夜に篤が死んだと思っていた半兵衛は驚いていた。二刀流を教えてくれと言うが拒まれるが、篤がしつこく付いて回ると観念したのか稽古をつけてくれることになった。

左腕の筋力が足りていないということで、右手を使わずに刀を自在に振り回せるようになる必要があるらしい。まぁ二刀流ってそういうことよな。片腕だけで竹を斬る稽古をさせられたんだけど、ボタン配置むずかし!!

二日目の稽古台、スティック押し込みがなくなっている分ちょっと楽になっていた。関係ないけどスティックの押し込みって難しくない?コントローラーに負担かかってるような気がしてあんまり好きじゃないんだよね……。
夜になり、火を囲みながら実家を眺めていると色んな感情が溢れてくるだろう。半兵衛と昔話をする。篤はあの夜のこと、自分が悪いのだと言って過去を思い出していた。

きのこを採りに森へ入った篤と十兵衛。普段は来ないエリアまで足を伸ばしていたら狼を発見する。怖い物知らずの篤は狼を間近で見ようとして、見つかってしまう。食われる!と思った瞬間、銃声が聞こえて狼は驚き、逃げていった。銃を撃ったのは、斎藤だった。
ここで感の良いガキであるわたしは絶望した。つらすぎる。
二人は斎藤が侍であることに気付く。お礼のつもりだろう、父親が鍛冶師なのでその刀を研いでやると提案する篤。代わりに狼のことは内緒にしてくれと持ち掛ける。斎藤は了承し、家まで一緒に来ることになった。
家に着き、両親は子供たちが帰ってきたとき振り返らず仕事を続けていたが、斎藤の声がした瞬間に空気が変わった。

母は子供たちを家に入れようと斎藤から離し、父は斎藤と言い合っていた。しっかり理解できていないのだけど、もともと父は斎藤に仕えていた?斎藤家は滅びたけどこの斎藤成秋は出奔して、村を襲ったりして野盗のような生活をして生きてきたらしい。父はその行為に耐えられず、家が滅びたからと仕えるのをやめたっぽい。
斎藤はそれを許していないようだった。ただでは済まないなと察した父は、俺の命ならやるから家族には手を出さないでくれとお願いする。しかし斎藤の返答は……

「見せしめが要るだろう?」
オワタ。いつのまにか羊蹄六人衆が全員集合している。どうやって連絡取ったんだよ。展開早すぎる!一旦帰って、日を改めて襲いに来るのかと思ったけど、ここで帰ってたら夜逃げしてただろうな。機会は逃さないデキる男ってわけ……。

そうして、あの夜の出来事につながるのか。篤は何も知らなかったとはいえ、あの日あんな場所まできのこを採りに出かけなかったら、狼に近寄らなければ、刀を研いでやるなんて提案しなければ、といままで散々後悔しただろう。あの夜のことを夢に見るくらい、心に傷を負っている。つらすぎる。わたしが復讐を成し遂げてあげるからね。

夜が明け、ふたたび訓練だ。腕の力もしっかりついてきて、稽古が格段に楽になった。これで左腕でも刀を扱えそうだ。最後に焼けた炭をリズミカルに斬る運動まで終えて、ついに免許皆伝じゃ!あっぱれ!

ここへ来たとき、小屋に置いてあった刀をもらった。どうやらこれは、篤が最初に鍛冶を手伝ったときに出来た刀だったらしい。思い出深すぎる。大事にします!ありがとう。
二刀流は槍が相手だと有利に立てる武器らしい。山道の罠を潜り抜けてきた斎藤の手勢で試し斬りをして、稽古は本当に終了。武器の切り替え、慣れるまでちょっとかかるかもわからんな……!もたもたしてるあいだに攻撃されちゃう……。
半兵衛師匠は襲ってきた相手の服や足についていた泥の質から、斎藤の手勢が十勝ヶ峰にある古い砦から来ただろうということを推察していた。すげえな!地質学者?ともかく、敵の居場所がどんどん明らかになっていく。首を洗うなら今ですよ。
アイヌと遊ぶ

石狩ヶ原へ向かう途中、アイヌの集落みたいな場所があったので寄ってみる。子供に弓遊びをしようと誘われ、ついて行ってみると大人のアイヌに呼び止められた。アイコロと呼ばれる男は、むかし見たことがある人物だった。子供の頃、父とともにここへ来たことがある。アイコロと父が話をしている間、同じように弓遊びをした。
そのことを伝えると、思い出したアイコロは弓遊びを勧めてきた。己が何者か、時には立ち止まって向き合うことが必要だそうだ。弓遊びはちょっとだけ難しかった。ちょっとだけね!!!!弓のスキルツリーをひとつも取得していないし、弓を使って戦闘もあまりしないタイプなので慣れるまでに時間がかかった。
でも何度か試したらパーフェクトクリアしたぞ!トロフィーも獲得。概ね満足したので、次回こそ石狩ヶ原へ向かう。ほんとだもん!行くもん!
さいごに

生家へたびたび帰ると、記憶が色々蘇ってくる。父に教わった絵、母と一緒に作った風車。記憶を呼び起こしながら、家がちょっとずつきれいになっていく。家屋の建て替えは叶わないだろうけど、整えるくらいはいいよね。思い出を大事にしながら、先へ進もう。
つづく