進行度ごとにタイトル画面の背景変わるの知らなかった!!格好いい。前回はピラミッドを攻略して、遂にまほうのかぎを手に入れた勇者いちこ一行!これで関所を通って西の方へ向かうことができる。楽しみだ!
前回の記事はこちら。
毒沼の老人とオアシスの町
砂漠の南東のはじっこに毒沼が広がっていた。そのまんなかには小さな建物があって、中にはおじいちゃんが一人で住んでいた。なぜこのような場所に……。
毒沼の中にあるとは思えない綺麗さ。このおじいちゃんはなにかの守り神か何か……?話しかけるとまほうのかぎの在処を教えてくれた。ごめん、もう行ってきちゃったんだ。先に来るべきだったか。しまった。
ピラミッドの真南には大きなオアシスの町が広がっていた。砂漠に緑があるの、なぜかちょっと感動しちゃうな。ここはイシスという町らしい。町を発見したときは昼間だったんだけど、歩き回っていたら夜になってしまった。毎回夜に到着してるな。
ステンドグラスの光が綺麗~!ステンドグラスってどうしてこう心惹かれるんだろう。家に一枚ほしいもんな。朝日の当たる場所に置きたい。
町の探索もほどほどに、城の方へ向かってみる。猫ちゃんがいたので話しかけてみると……
アッ!?ネコチャン!?
魔王の使い魔とかいうのがネコチャンの体を乗っ取っていたらしい。言うだけ言ったらどこかへ消えてしまった。ネコチャンは我に返ったようで、とりあえず一安心。
わざわざ警告してくださるなんてお優しいことで。そんな事言われてもこっちは行くしかないんだから、せいぜい勇者の到着を怯えて待ってな。
城には宝箱が沢山置いてあった。おいおい、警備もなしに……不用心だなぁ。中身は悪い人に盗まれないよう、私が保管してあげましょうね。ゲッヘッヘ!!
兵士、無能にもほどがある。箱開いてますよ!!そこにあるだろうと思いこんでいると中身の確認もしなくなるのか。勉強になるなぁ。
女王様はたいそう美しい方だった。臣下もみな女王に仕えることが出来て光栄だと言わんばかりの崇拝っぷり。宗教のようでもある。でも女王は美しいとばかり褒められることに喜んではいない様子だった。ちゃんとしておる……!
これめちゃくちゃいい言葉だなあ。心にはシワはできないか。印刷して壁に貼りたいな。性格は顔に出るともいうし、美しい心を持つように心がけたら自然と美しくなっていくんだろうな。素敵な人だ。
彼女は関所を通ってポルトガへ向かいなさいと助言してくれた。たぶんまほうのかぎを手に入れてない状態で会いに来たら、かぎの場所を教えてくれたのかな。ありがとう。行ってきます!
ポルトガへ!
ついに関所を通り抜けたぞ!新たな旅の始まりだ。ポルトガでは船を作っているらしい。船を手に入れたら、海をわたって冒険するようになるんだろうな。うわーたのしみ。
相変わらず新しい町への到着が夜なのなんなの。海の町って感じだ!せり出した広場が美しい。夜であんまり見えないけど……。
町の外れに住んでいた神官のようなひとが、愛し合う二人に訪れた悲劇を話してくれた。魔王バラモスに呪いをかけられてしまったという。な、なぜ……ただ二人平和に愛し合っていただけなのに、呪いを……!?バラモスさん心狭すぎんか?
そのあと町を見て回っていて、宿屋の裏手にいたカルロスという若者がサブリナへの愛を吐き出していた。サブリナはどこへ行ってしまったの?なぜ離れ離れになってしまったの?なんだか可哀想な人が多い町だわね……。
そして物憂げなネコチャンもいた。どしたの~?眠れないの?添い寝してあげよっか~?でも残念ながらここで眠ることが出来なかったので、仕方なく宿屋で一夜を明かすことに。
昼間の町も探索してみようと、再びネコチャンに会いに来たら姿がなかった。代わりに女性の姿がそこにはあった。
あれ!?サブリナじゃん!?カルロスが探してたよ。夜になると……って、もしかしてネコチャンはサブリナだった?
てことはカルロスはいまどうなっちゃってるの!?急いで見に行くと、彼は全く違う姿になってしまっていた。
ヒヒーン!
なんということだ……。もしかして彼らはお互いの状況を知らないのかな。知ってたらお手紙とかで気持ちを伝え合うことも出来そうだけど……。昼間はサブリナが、夜中にはカルロスが手紙を書いて渡しあえたらいいのにな。
なんて可哀想な人達なんだ。でもわたしにはどうすることも出来ない。魔王バラモスを倒せば呪いも解けるんだろうか。そう信じて前に進むしかない……。
さて、船を手に入れるべくお城へとやってきた。宝物庫には面白い罠が仕掛けてあった。電気とは斬新な。というかこういう風に電気を操れるなら、灯りも電気式にしたらいいのに。そこまでの技術はないのかな。
王様に船くださいと言いにいったら、東へ行ってこしょうを持ち帰ってこいと言われた。流石にただではもらえないか。わかっておりましたとも。東へ行くには、洞窟に住むノルドという人に手紙を渡せば良いらしい。
王様がこうして東行きの手紙を書いたのは二度目で、一度目はアリアハンから来た戦士に託したと言っていた。それってもしかしなくてもパパのことじゃないか。父親と同じ道を辿ってるんだなぁ。元気にしてるかなぁ。死んでるとは思えないんだよな。
気合を入れてノルドの待つ洞窟へ行ってみよう。
彼に王様から貰った手紙を渡してみると、王様からの頼みなら仕方ないか……という風に重い腰を上げてくれた。王様に弱みでも握られてるのか?
王者の風格だすなや。
パワーで塞がれていた洞窟の道を開いてくれた。ありがとう。でもこのドワーフもエルフと同じで、本来は人間なんか嫌いで、王様に頼まれたから力を貸しただけなんだからねッ!勘違いしないでよねッ!とツンデレムーブをかましてきた。あ、そういうの間に合ってます。
洞窟を抜け、東の方へやってきた。ここいらは山岳地帯だなぁ。歩きづらそう。
歩き回っていたらやっと勇者いちこのレベルが 20 にあがった!まだまだ先は長いけど、ちょっと達成感あるな。
誘拐事件
バハラタの町にたどり着いた!今回はちゃんと昼間に到着しましたわよ。ここは砂漠ほどじゃないけど、だいぶ乾燥している場所みたい。町に到着するやいなや、村人がおおさわぎしている。一体どうしたんだ?
このおじいちゃんは町で黒こしょう屋さんを営んでいるらしい。孫娘のタニアが悪党にさらわれてしまって、恋人のグプタが助けに行こうとしている様子。しかし彼まで捕まってしまったら、グプタとタニアを結婚させてお店を継がせるという、おじいちゃんの未来設計が崩れてしまうという話らしい。
オーケーオーケー、悪党を懲らしめてタニアを取り戻してくれたらこしょうを譲ってくれるって話だな?わたしに任せておきな!この勇者いちこ、華麗に任務を遂行してみせるよッ!
悪党どもが巣食う洞窟の近くに、噂のダーマ神殿があるということなので寄り道をしてみようと思う。タニア、ちょっと待っててくれよな。見るだけだからさ。ほんと、一瞬で帰ってくるから。な。
ダーマ神殿かっこよ。まほうのかぎを持ってないと転職もできないってわけか。
せっかくだし誰か転職させてみようかなと思ったんだけど、レベルが 1 になっちゃうみたいだし今はやめた。悪党と戦わなくちゃいけないタイミングだし、倒し終わってから考えよう。
神殿のそばにはキャラクリを変更したり、名前を変えてくれる人もいた。なるほど、メタ的なものはすべてここで出来るってことか。
さぁ、気を取り直してタニアを救いに行こう。人さらいのアジトは格子状に部屋がつながっていて、気を抜いたら迷子になりそうだった。マップあるのめっちゃ助かる。実際、迷子になってる人がいた。可哀想に……ちゃんと家に帰れると良いけど……。
奥まで行くと雑魚っぽい人たちが襲ってきた。きみたちじゃ相手にならないから、とっとと親分を出しな。
と思ったら、彼らの名前がカンダタこぶん。カンダタ……?どこかで聞いたような名前だけどどこで聞いたんだっけ……?
奥に進んで、牢の扉を開けてやる。案の定、タニアを助けに来たはずのグプタも捕まっていた。村で待っていればよかったのに、まぁ助けに来たという事実が大事なんだろうな。そういうことって、あるよね。
これで一件落着と思いきや、ちょうどいいタイミングで悪党が帰ってきた。カンダタってお前かよ。あのとき見逃したから何事もなかったように帰してくれないかな、と淡い期待を抱いたけど、悪党は悪党だった。容赦なく襲ってきた。君にはがっかりだよカンダタくん。
ダァーーッ!!!!
懲りもせず、見逃してくれと再び懇願してきた。いーや、お前に期待するのはもうやめだ。今ここで終わりにする。
強い意志でいいえを選択したけど、同じセリフがループしている。こいつ、諦めが悪すぎる。仕方なく見逃すと言えば、目にも止まらぬ速さで逃げていく。逃げ足だけは一丁前だ。
まぁ、とりあえず人質が無事だったからいいか。こちらの二人は恩を一生忘れないと言ってくれているし、たぶん本心だし、ひとまず一件落着。村に帰ってこしょうを貰おう。
と……思ったら、丁度品切れになってしまったというタイミングだった。おーまいが。ダーマ神殿に居る商人がこしょうを取引してくれているということだったので、彼に言ってこしょうを貰うことになった。
これでその商人からまた厄介事を持ち込まれて、こしょうが一生手に入らなかったらおもろいな。
そんなことにはならず、商人はちゃんとこしょうを渡してくれた。助かった~。これでやっと船が手に入るぞ。今回の仕事はちょっと長かったな。
ついでに神殿で転職してみるか。悩んだんだけど、ゆずじんを魔法のエキスパートにしようと思ったので魔法使いに転職させてみることにした。いま思ったけどすばやさを上げるために盗賊にしてもよかったな。次はそうしようかな。
転職はわりとアッサリ終わった。一瞬で姿が変わって、今からウチは魔法使いだよ~という感じだった。そんな感じなんや。ゆずじんに魔法をすべて覚えてもらって、最強のパーティーになる……!他の二人はどうしようかな。しばらくそのままレベル上げて、強い特技を覚えてから転職させようかな。
さて、ポルトガの王様にこしょうを渡すと、たいそう喜んでいた。こしょうパーティーを開くくらい喜んでいた。そんなに嬉しいもんなのか……。いまやコンビニでも買える時代だけど、先人たちの苦労があってこそのものなんだろうなぁ。ありがたや……。
その日、夢を見た。
いつか呼びかけてきた光が、再びわたしの名前を呼ぶ。船を手に入れて、これからあなたは世界を巡り、人を助け、オーブを集めるのですと囁く。オーブってのは集めるとどうなるんだい。なんのために集めるんだい。何個集めるんだい。教えておくれよ。そこが大事だよ。
結局教えてもらえなかった。ケチ。
さいごに
うおおーっ!!船もらった!!苦労したかいがある。めちゃくちゃ立派な船じゃないか。こんなものくれるなんて、ポルトガの王様いい人だな。ありがとう。行けるところがグンと増えて、いよいよ大冒険の始まりだ……!!
つづく