前回、丹羽長秀の様子を見に行くと、一族が狙われているようだった。料理人の洪に協力してもらい、敵の情報を集める。命の危機を救った丹羽家の大方様には、西福寺へ行けと助言をもらった。琵琶の音が事件を解決に導いてくれるのだろうか。
前回の記事はこちら。

西福寺へ

西福寺まであと少し、とういう橋の上で老人が倒れ込んでいた。それはもう立派な大の字で。いい大人がここまであけっぴろげに路上で寝転がってること、そうそう無いよ。さらには、西福寺まで運んでくれと言ってきた。すげえ度胸してんな。
西福寺まで老人を運ぶと、感謝の印にとすこしばかりの銭をくれた。運搬料ってわけか……。あとは、西福寺には高名な琵琶奏者がいるらしいという話を教えてくれた。池のそばでよく弾いているんだとか。見に行ってみよう。
琵琶の音が鳴る方へ向かってみると、あの老人が言っていたであろう人物がいた。琵琶奏者だ。まさかこいつが『演者』というわけじゃあるまいな。

琵琶奏者と少し話をして、とある調べを探していると言ってみた。とは言え曲名もわからないのであんまり期待していなかったが、琵琶奏者はいくつか曲を奏でて見せてくれた。その中に、聞き覚えのある曲があった。これだ!
この調べは、琵琶奏者の弟子の一人が作った曲だという。その者の名は、武田元明(たけだ もとあき)。武田家の失われた栄華と、在りし日の夢に捧げられた曲らしい。確かに物悲しさのある調べだった。過去を懐かしむ曲ね……。
かつて武田元明はこの琵琶奏者の息子同然だったが、海賊たちと付き合うようになったと言う。琵琶奏者は奈緒江に、若狭を救ってくれと頼んできた。言われなくてもそのつもりだよ。完全に忘れていたけど、若狭のどこかで高札にて海賊を始末してくれと依頼があったのだった。依頼主はこの琵琶奏者だったらしい。
他の海賊どもは倒したが、頭目である鮫吉を倒してからじゃないとクエストクリアにはならないみたいだ。すべてが終わったら、また会いに来よう。

武田家と丹羽家の関係性

洪の店に戻ると、丹羽長秀殿がご飯を食べていた。新作を食べさせてもらっているらしい。なかなか面白いという感想だった。食事に対して面白いって感想あんま聞かないぞ。美味しくはないのかな。
とにかく、今までの調査でわかったことを共有しよう。相手は武田元明。かつては強大だったが、朝倉により後瀬山城を追われ、衰退していった。城は信長が丹羽長秀にくれたらしい。もう……理由も百点満点じゃん。失ったものを取り返しに来てるやつじゃん。そんな相手が居るのに、刺客の主に心当たりはないとか言ってたの?さすがに脳天気過ぎん?
なぜその結論に至ったのかと訊かれたので、今までの調査結果を報告する。鮫吉という海賊が『演者』に仕えていること、小浜で会合があること。

洪「ならばわしは『麺者』か?」

丹羽長秀「(報告を)続けよ」
無視~!サファリパーク!洪のこのドヤ顔みたいな照れ顔が癖になりそうだ。丹羽氏との関係もかなり良好そうで何より。
更に報告を続ける。敦賀の丹羽家も襲われ、その時聞こえた琵琶の音について知るために西福寺へ行ったこと。琵琶奏者が言うには、その調べを知っているのは武田元明のみであること。
武田家は徐々に力を取り戻しつつあるらしい。丹羽家を滅ぼし、後瀬山城、そして若狭を取り戻すつもりだろう。海賊の手を借りてまで……。丹羽長秀が兵を送ろうとしたが、武田元明には訊きたいことがある。我々に任せてくれとお願いして、いざ武田元明討伐だ!
鮫吉 VS 弥助

鮫吉は人身売買もやっているらしい。人を傷付け、金を得ている。許しがたい存在だ。弥助も売られてきた身であるらしく、怒りを抑えられずにいた。鮫吉も必ず討つが、まずは武田元明だと奈緒江が話し始めた瞬間、鮫吉が追われて姿を現した。

弥助は抑えきれない怒りを原動力にし、鮫吉を追いかけていった。逃げる鮫吉を追いかけ、袋小路まで追い込む。鮫吉は、デュアルテと言う名前を出した。弥助の知っている人らしく、なぜその名前を知っているのかと問い詰める。
しかし問には明確に答えなかった。その刀を貴様に持たせたのは誰だ?と、逆に質問してくる始末。さらに刀を突きつけ脅して吐かせようとするが、鮫吉の喉元には更に鋭い刃があてられているのだという。情報を漏らしたら大変な目に合うのだろう。結局死ぬ羽目になるんだから、言っとけばいいのにねぇ~。

武田元明 VS 奈緒江

鮫吉は片付いた。あとは全ての元凶、武田元明だけだ。武家屋敷町には武田家を支持する人が沢山いた。敵の真っ只中ってわけか。何かを知っていそうな女中がいたので後をつけ、武田家の家紋である四つ割菱の掲げられた家を見つけた。琵琶の音もかすかに聞こえる。近付いたら消えてしまったが……。
家の中には、あの夜奈緒江が見た狐の面も置いてあった。やっと見つけたぞ。

狐面を見つけると、タイミングを見計らったかのように武田元明の琵琶が流れ始める。曲に引き寄せられるように外へ出て、音のする方へ向かう。そこには武田元明がいて、琵琶を演奏していた。

武田元明は過去を取り戻そうとして、今回の所業に至った。そのやり方は褒められたものではないが、自分の信じる正義を貫いた結果だそうだ。言いたいことは分からんでもないけど、若狭を取り戻すってことはその国を治める立場になるってことでしょ~?国のトップが人身売買してますって、かなり嫌だけどな……。
話し合いで解決できるとは思っていない。戦いが始まったのでボコボコにしてやった。もうレベルもカンスト、いい武器も持っている奈緒江にかなうやつはそうそういない。
ぼろぼろになり息も絶え絶えになった武田元明は、琵琶を師匠に返してもらえないかと頼んできた。自分の作ったあの唄を抱えて、死出の旅路をゆくことにしたらしい。
すべてが終わると、弥助と丹羽長秀がやってきた。武田元明は死に、若狭は平穏に一歩近付いた。

弥助は鮫吉のことを訊かれたが、先を急ぎたいようだった。丹羽長秀と解散し、奈緒江にデュアルテと言う人を探すのを手伝ってくれとお願いする。そいつは一体誰なのかと聞くが、黙って引き受けてくれと言われてしまった。そんなに言われちゃ仕方ないな。

さいごに

ついに百鬼衆もほぼ全員倒した。これで長かった第二章も終わり。あとは明智光秀と、その上にいるらしいボスだけだ。明智光秀と対峙する前に弥助のお願いをきいたり、琵琶を返したりしてこよう。終わりも近い気がして淋しいなぁ!
つづく