お市の方との関係はもう終わってしまったぽいので、だいぶ待たせているがりんのもとへ戻ろうと思う。彼女は弥助が戻ってくるのをずっと待っているのだ。ゲーム内では季節が既に一周している……。よく待ってくれてるよな……。
前回の記事はこちら。

りんのもとへ

夜中の到着になってしまったが、りんは快く迎え入れてくれた。着いて早々、近くに迷い馬がいるのだと教えてくれた。ちょうど馬が欲しかったのだが、逃げられてしまうのだと言うりん。弥助とともに、そっと近付いてみることに。

ご丁寧に鞍もついたままだ。戦から逃げてきたのだろうと言っていたしそういうもんか。二人で一生懸命馬をなだめて、落ち着かせ、小屋へ連れて帰ろうとする。りんは馬の世話などしたこともないし、乗ったこともないと慌てていた。
しかし弥助は幼少の頃から馬に乗っていた経験があるらしく、大丈夫だとりんをなだめる。恐る恐る馬に乗ってみるりんが初々しくて可愛らしい。馬に乗りながら、りんは弥助とともにしなくてはならないことがあると深刻そうに言った。
え!?二人でしなくちゃいけないことって……一体……ナニ!?と怯えながら次の台詞を待つと、馬に名をつけてやることだった。名付けね。大事だよね。そうだよね。わかってたよ!そうじゃないかってさ!

一度は小屋に着いたが、弥助が思いついて滝まで散歩しようと提案した。馬とりんの呼吸を合わせるのにいい稽古になるだろうと。乗馬ってちょっとしか体験したこと無いけど、めちゃくちゃ疲れるんだよな。りん、今夜はぐっすり眠れそうだね。
滝まで移動しながら会話をする。馬のことを友だと考えるのだと弥助はアドバイスしていた。りんと同じように、馬も怯えているのだという。動物って意外と人間の感情理解できるよね。お互いに信頼関係が生まれるといいのだけど。
滝に着き、りんは地面に降りれてちょっと安心したようだった。あの小屋にはりんと馬以外に誰もいないし、時間をかけてお互いに慣れていくしかないだろうと言っていた。関係性を築くのに、焦りは禁物だもんね。

りんは馬に『鏑(かぶら)』という名前をつけていた。一緒につけるという話は!?まぁいいけど……。弥助に習ったことにちなんでの名前らしい。鏑は矢のことで、弓を教えてもらったからだろう。なるほど。
また来てくれと言われ、季節が過ぎるまでまた会えないようだった。
山賊との戦い

季節が変わったのでりんに会いに行くと、小屋から何人かの声がする。客人が盛り上がっているという感じではないが、一体どうしたのだろう。敷地へ入ると、どうやら山賊に襲われているようだった。
りんは弥助に教えてもらった弓で応戦しており、その姿は勇ましかった。一人でもなんとか出来そうだったが、近付きすぎて敵対視され攻撃がこちらに向いてきたので斬り捨ててしまった。りんの活躍の場を奪ってしまったかな。
りんは加勢してくれて助かったと言ってくれた。よかった、気を悪くしてはいないみたいだ。ふと、りんは今しがた倒した山賊が落とした数珠に目をつけた。熊野の本宮の近くにいる商人のものらしい。
りんは届けてあげないとと言って走り出した。判断が早い!鱗滝さんもびっくりしているだろうよ。

駆け比べと弥助の過去

りんは熊野本宮の近くへはよく買い出しへいくらしい。祖父は山からめったに出なかったが、りんは結構出歩いているようだ。商人たちともよく話すらしい。距離的に近くはないけど、りんの小屋から一番ご近所だし、と言っていた。ド田舎あるある、お隣さんとの家の距離が 100 メートル以上ある……。
りんの馬さばきも中々様になっていた。弥助が褒めると、もう苦も無く乗れると胸を張っていた。腕前を見せようと、湖まで駆け比べをしようと提案された。いいでしょう、幼少の頃より培った弥助の馬乗り技術、小娘にとくと見せてくれるわ!

最初はりんの後ろをついて行っていたのでどうしても追いかける形になってしまったが、カーブでインを攻めることにより距離を縮め、抜かし、最終的には弥助の勝利となった。わざと負けるという手もあったが、そんなことをされてもりんは喜ばないだろう。
りんは弥助の幼少期の話を聞きたがった。私も聞きたい!はるか海の彼方の地だと弥助は言っていた。たいそう暑く、季節も生き物も、果実も違う。きらめく砂、見渡す限り青と緑の世界。日ノ本へ来るまで、弥助は雪を見たことがなかったと言う。
りんは、果実が違うと言っても梅はあるんでしょうと言った。梅が好きらしく、雪はなくても良いが梅がない暮らしは考えられないと言っていた。そこまで好きなん?美味しいけども……。
門前町にて

門前町に着くと、さっそくりんは話しかけられていた。子供に、商人。顔が広いようだ。商人に数珠を手渡すと、道中で落としたんだなと言っていた。山賊に無理矢理奪われたんじゃないのか。怪我がないなら良かったぜ。
届けてくれたお礼にと、握り飯をご馳走してくれるようだ。わーい!具が選べたので、りんの好きな梅を選んだ。りんはさっき話していたことを忘れているのか、私の好きなものだ!と喜んでいた。よかったねぇ。

りんは弓の稽古でお腹が空いたらここへご飯を食べに来ているそうだ。クタクタの時って自炊だるいもんな!あとは着物や、絵を描くための紙を買いに来ているとも言っていた。絵を描くのか!いい趣味だ。美しいものを生み出すのが好きなのだと言っていた。
更に町を見て回り、琵琶を弾くのがめっちゃ上手いけどよく酒に溺れている男の演奏を聴いたりした。弥助はそれを見て、人はみな美を生み出さんと志すべきやもと言った。美って 200 種類ありますから……。人によってね……。
弥助はどんな美しいものをお望みで?と訊かれ、選択肢が出た。りんの作る音楽か、りんの姿絵か。ロマンス選択肢は姿絵の方だったので、迷わずそちらを選択する。弥助も絵を描くらしい。初耳だが。
りんは喜んでモデルになってくれた。弥助は膝をつき、鋼鉄製かと思うくらい真っ直ぐな紙に絵を描いていく。

弥助とりんの関係
絵を描いた後、りんに連れられて橋まで歩く。きれいな景色だ。橋っていいよな。りんは、弥助と出会えて良かったと口にした。今の自分があるのは弥助のおかげだと言っていた。弓の腕がなければあの小屋には住めないし、馬が手に入らなければこの門前町での人々との関係も希薄だっただろう。
りんは言いながら、手を少しずつ弥助に近付ける。なるべく近く、でも触れないように。

それを見て、選択肢が出た。最後のロマンス選択肢だ。口付けするを選択すると、弥助はりんの手を取り、そこにキスをする。

弥助は、師としてではなく、ただ尋ねてもよいかと前置きし、自分と美しい日々を共に過ごさないかと言う。
りんは弥助に口付けし、胸に飛び込み、命尽きるまでと答えてくれた。

さいごに

ハッピーエンドだ!!お市の方との関係性が不完全燃焼って感じだったから、弥助にもちゃんとした相手がいて良かった。この後、小屋で待っていますと言われたのでウキウキでファストトラベルしたのに誰もいなかった。りんー?もしかしてまだ門前町に居る?
つづく