和平の道へ進むための場が、戦の始まりになりそうな予感……。黒幕の狙いは何なのか?それは誰なのか?追っても追っても謎ばかり。答えが見える時は来るのだろうか。大和での謎を追う!!
前回の記事はこちら。

盗まれた御神宝

町を歩いていると、神主が番兵に助けを求めていた。神社を荒らす悪霊は御神宝を盗むらしく、奪われないように持ち歩いているという神主。あ、あぶないのでは……?番頭も番兵も助けてくれないという。現代で言うと警察が仕事しないみたいなもんか。そいつは困ったな。
また小次郎が現れて、番頭の屋敷が騒がしいのう~わしなら寄ってみるがのう~みたいな話をしてきた。ちょっとムカついてきたな。こいつ本当になんなんだ?
番兵に話をきくと、近ごろの番頭は以前と人が変わったようだと言っていた。あやしい寄り合いに出向き、胡散臭い者たちと付き合っているという。ふーむ、そいつはたしかに怪しい。

番頭の屋敷で手がかりを探すと、神社を襲って御神宝を盗んでいるのは無法者たちの仕業だった。その無法者たちと手を組んで、番頭は誰が助けを求めてきても何もしないようにと言われていた。

番頭と無法者たちの寄合所へ向かってみると、たくさんの御神宝が集められていた。各地の神社から盗み出したものだろう。命令書があったので読んでみると、やはり大和の神社を襲っていたのは人間だった。荒ぶる御霊なんかの仕業ではなかったのだ。私は最初からそうだと思っていたが……。
この指示書には命令を下した人物の名は記されていなかった。誰がやったのかは未だに不明というわけだ。神社が襲われ、世を乱すことで得をするのは誰だろう……。
東大寺へ

使者を助け、神社を荒らす無法者たちを片付けたので、法橋どのに会いに行くことにした。彼は東大寺を案内してくれた。東大寺、シカめっちゃ居る……と思ったけど現代でもシカめっちゃいるのって東大寺だっけ。あいつら鹿せんべい持ってるとめちゃくちゃ近寄ってくるけど、持ってないとまじで見向きもしないよな。
しばらく案内してくれた後、ちょっと用事があるからここから離れないでと言ってどこかへ行ってしまった。戻って来るまで大人しくまとうと思っていたのだが、またしても小次郎がやってきてついてこいと言う。

小部屋に連れてこられたと思ったら、なんか立派なものがたくさん置いてあるじゃないか。和平を望む高僧には似つかわしくない刀、いかにも読んでくれといわんばんかりに広げられた書状……。内容は、秋山綾子は信用ならんというもの。なぜこんなものたちを集めている?
考え込んでいると、法橋殿に見つかった。

過去、織田家が筒井家を引き立てて松永家を倒した後、織田信長は法橋たちに大和を任せようとしたことがあったらしい。しかしそれは叶わず、いまでは筒井家が治めているというわけだ。
法橋殿は『大和を支配し、富を握っている』という言い方をしていた。なんだか……色々思うところがありそうですね~?織田信長が心変わりしなかったら自分がその立場だったのに……って感じ?

話をしながら東大寺の外まで出ると、急に無法者たちが襲ってきた。法橋殿はうずくまり、殺すなら自分だけにしろと言うが無法者たちは無視して他の兵たちと戦っている。何だ……?展開が急すぎる。なんの目的で襲ってきた?
どうやら、秋山の兵と思われる者がなにかの巻物を奪ったらしい。あれがないと大和に泰平は訪れないという、何かわからんけど大事なものみたい。ちゃんと仕舞っとけ!
取り戻してこようと場を離れると、またもや小次郎に出会った。盗人の行った方角を教えてくれたが、口を出すだけで何もしない小次郎には正直不信感しかない。あいつが黒幕だと言われても構わないくらいには好感度がゼロのままだ。
盗人たちの向かった方へ行き、巻物を取り返す。指示書を見つけたので読んでみると、法橋に傷はつけてもいいけど命に関わるほどの傷はつけるなという、難しい指示があった。法橋にもしものことがあれば首をはねるとまで書かれていた。
だいぶ…怪しいですねェ~~ッ!?
和議の行く末

巻物を取り返したので、筒井順慶のところへ戻る。あの巻物が奪われ、秋山が和議を蹴るなら戦をするしかないと息巻く順慶に、和平と戦の中道を進むのはどうかと進言する法橋。そこへ奈緒江が巻物を取り返してきたよ~と現れると、法橋はめちゃくちゃ動揺していた。
順慶は秋山の仕業かと聞いてきたが、奈緒江は冷静に秋山の武具をつけていても綾子殿の命とは限らないと答える。黒幕の正体は未だに分からないが、とりあえず巻物が戻ったので良しということになった。これで和睦の義が行える。

和睦の義が行われるという興福寺へやってきた。奈緒江も、弥助と最後の情報交換を行う。筒井順慶と秋山綾子は、お互い大和の安寧を願っているように見える。法橋は未だに腹の底が見えないという見解だ。
弥助は和議に参加し、内側から様子を探ることに。奈緒江はいつもどおり影に潜み、外から様子を探る。どっちでプレイするか選べたので奈緒江を選択する。

秋山の兵が寺の僧と話をしていた。いつでも撃てるように準備をしておけと、和睦を邪魔するつもりのようだった。たくさんの鉄砲も持ち込まれていた。狙いは筒井順慶のようだ。筒井順慶の死により、我らが大和における情勢を勝ち取れるという文書があった。そう簡単な展開になるかなぁ……。

奈緒江が筒井順慶を狙う鉄砲手を倒した瞬間、鉄砲が暴発して大きな銃声が響いた。その音を聞いた秋山綾子は、私の命を狙ったのかと怒りだす。筒井順慶も殺すつもりならとっくにやっていると怒声をあげる。
弥助がなんとかなだめるが、お互いがお互いを疑っている。

犯人はこの中にいる――と弥助が名探偵の顔を見せる。ここで選択肢だ。わたしの考えはもう決まっている。法橋しかありえない。自分がなるはずだった領主の座にいる筒井順慶が邪魔だったのだ。

法橋は自分が黒幕だと見抜かれると、周りに配置していた兵たちを呼び寄せ、自分は奥へ逃げていった。弥助は兵たちを倒し、奈緒江が法橋のもとへ向かうことに。法橋のいる場所も兵が守っていたが、ちょっと様子を見ていたら弥助たちの戦いの方へ向かっていってしまった。
法橋と一対一の戦いの最中、松永久秀のことを話していたがあんまり興味がなかったのでちゃんと聞いていなかった。会ったことないし……。法橋はボスとはいえ僧なので、そんなに苦戦しなかった。

倒した後、箱の情報を得ようとするが、何も話してくれなかった。あれだけの騒動を巻き起こした本人は、静かに死んでいった。なんとも迷惑なやつだ。

これで一件落着か。弥助が合流してきたので訊くと、小次郎も消えてしまったらしい。たぶんもう現れないだろう。あいつは神社の神様みたいな存在だったのかなぁ。あんな小憎らしい顔した神様、ちょっと嫌だけどなぁ。
さいごに

また一人、百鬼衆が減った。もうあと何人かしか居ないあの集団、いつまで余裕の表情で居られるかな。まだまだ大和には行ってない場所があるので、探索したい!どうやら春には伝説のシカが現れるらしいとかいう噂も聞いたので、見つけてみたいな~!
つづく