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【アサクリシャドウズ】日ノ本で生きる 36 日目 – 上泉先生からの宿題

長い事あたためておいた、上泉信綱先生からの免許皆伝の宿題をおわらせに行く。なんとなく会いに行くのが億劫……というか、宿題が終わったら会えなくなるような気がして行くのやめてたんだけど、さすがにそろそろ向かおうかな。

前回の記事はこちら。

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目次

お久しぶりの上泉先生

上泉先生は安土の外れに居宅を構えていた。趣味の盆栽もまだまだ続いているようで、楽しく余生を過ごしているっぽくて何より。こういう老人になりてえな。

上泉先生と軽く近況報告と思い出話をして、今こそあの巻物を紐解くときだと言われた。弥助の思い出の中で上泉先生からもらった、新陰流の弟子たちの名前が記してあるという巻物だ。そこに記されている人たちを倒したとき、弥助は新陰流の筆頭剣士として名を上げることが出来る。

弥助は上泉先生に一つだけお願いがあると言った。一献だけでいいのでお付き合い願えませんかと。なんじゃ?と思って調べたら、酒を一緒に飲みましょうというお誘いのようだった。師弟で盃を交わすのめちゃくちゃええやん~!上泉先生は、すべてが終わったらなと言ってくれた。楽しみだぜ!!

巻物を開くと、門徒は六人居るようだった。不自然に一人分スペースが空いているが、最後に上泉先生と戦うとかそういう流れだろうか。

丸目長恵

丸目長恵(まるめ ながよし)!!丸目殿ではないか!!久しぶりだなぁ~!!元気してたか?丸目殿は安土の砂浜で待っていて、誰でもいいから勝負してくれる人を募っていた。血に飢えていらっしゃる?

丸目長恵との戦いは刀固定だった。そんな!ずっと金棒で生きてきて、刀の熟練ポイント全然振ってないし手持ちの刀は強化してないので弱すぎる。勝てるはずもなく、一度隠れ家に戻って装備を整えることにした。

流石に負けた

隠れ家で装備を強化し、ついでに見た目装備も侍っぽくして気分を上げていく。スキルを使って敵の攻撃を躱して、なんとか勝てた!!ふっ、丸目長恵、敗れたり。殺しちゃうのかと思ったけど生きていた。稽古だもんね。よかった。

丸目殿はかつて戦いに酔い、多くのものを斬り捨て心を病んでしまったらしい。人を見ても肉袋としか見えなくなってしまったのだと。そんな状態の丸目を上泉先生が救い出し、新陰流によって相手を敬うということを学んだと過去話をしてくれた。

しょんぼりまるめ

それでも、勝負に勝つ度、過去の自分に戻ってしまいそうになるらしい。今回、弥助に負けたおかげで心の闇が晴れたとお礼を言われた。いやいやそんな……某はただ殺すつもりでいただけで……。

浅利信種

浅利信種(あさり のぶたね)は鉄砲を使うらしい。かつて武田信玄に仕えていた大将だったらしい。織田信長の鉄砲に敗れて家が滅んだと言っていた。信玄亡き後は、鉄砲を学び生きているという。

弥助が主君の命を奪った武器で生きているのかと不思議そうに訊くと、主を屠ったことこそ、その力の証ではないかと。なるほど、確かに一理あるかもしれん。

浅利殿との戦いは鉄砲対決だった。鉄砲もちゃんと使ったことないけど、敵を直接撃たずともそばにある火薬樽を撃っていれば体力が減るので難しくなかった。鉄砲も結構面白いかもしれないな……。

浅利信種は、上泉先生の過去を少し話してくれた。武田信玄の宿敵である織田家に取り立てられ、城を去ったと言っていた。もともと織田に仕えていたわけじゃないのか。浅利信種はそのことを恨んではおらず、己が道を選ぶ時はこころを研ぎ澄ますのが肝要だと教えてくれた。正しき道はなく、ただよりよい道があるのみだと。べ……勉強になる~~!!!!

宝蔵院胤栄

宝蔵院胤栄(ほうぞういん いんえい)は、金棒使いの老人だった。結構華奢な体に見えるけど、金棒の腕はかなりのものらしい。

修行の前に、ひとつ問題を出してきた。大名が、ある一派に武器を捨てるよう命じたとする。御触れに背くことは出来ないが、従えばその者らは民を守る術を失う。民を守れなければ、盗賊共が好き放題に暴れまわるだろう。どちらが正しい道か。……と。

少し迷ったが、守るべきもののために力を使うのが正しいはずと答えた。胤栄は満足したのか、稽古をつけてくれた。稽古の後、弥助はあの問答は実際に起きたことなのではと質問した。そのとおりで、実際に胤栄の身に起こったことだったらしい。

大名の御触れに背き、武器を構え、民を守る道を選んだのだという。それによって何が起ころうとも、立ち向かう覚悟があると言っていた。おじいちゃん、かっこいいよ……。

長野左衛門

若狭の浜に屍が点々と……それを追いかけていくと、急に矢が飛んできた。間一髪、弥助はかわしたが、めちゃくちゃぶさいくなスクショが撮れてしまってウケたので貼っておく。

スクショ下手すぎ選手権

長野左衛門はお怒りの様子だった。弥助のことは、本能寺で主を見捨てて落ち延びた不届き者という評価らしい。まぁ知らん人からしたらそうなるか……。弥助は怒らず冷静に、上泉先生から弓の道を教われと言われていますと、指導を仰いだ。

上泉先生のこともよく思っていないらしい。えー?でも新陰流の門徒なんでしょ?なぜ師匠のことをそんなに悪く言えるの?結局戦いが始まることになった。弓は弥助で何度も使っているので自信がある。

こいつ、始まる前の口上でじっと動かず弦を引く……みたいなこと言ってたくせに、いざ戦いが始まったら煙玉を使ってあっちの足場からこっちの足場へとちょこまか動いておもろかった。全然動くやん。

戦いが終わった後、上泉先生と長野左衛門は上杉謙信のために七年間共に箕輪城を守ったと過去話を始めた。しかし上泉先生は主君に背を向け、敵に寝返りおったと恨みつらみを吐き出していた。武田、そして織田信長に……と。

するってぇとあれかい?上泉先生はもともと上杉謙信に仕えていて、その後武田信玄のもとへ、そして最終的に織田信長のもとで生きていたってことかい。波乱万丈やな……。それだけ主君が変わってもしっかり生きているのはすごい。

殺すつもりはなかったが、当たりどころが悪かったのか長野左衛門はそのまま死んでしまった。稽古だから手加減したつもりだったんだけど……。やはり弓兵は脆いな。

柳生宗厳

柳生宗厳(やぎゅう むねとし)は山のてっぺんで落ち込んでいた。一体どうしたってんだ。弥助がここへ来たわけも知っているが、手合わせをする気はないと言われてしまった。どうやら、心が折れているみたいだ。

我が子は死に、仕える家は総崩れ。以前刀を抜いた時は、敵にとどめを刺すことも出来なかったと言っていた。なるほど、腑抜けていらっしゃる。弥助は剣聖と称される腕前を見栄のために汚す気はないと言ったが、一回だけ刀を振るう姿を見せてくれとお願いした。弥助のためではなく、自分自身のために。

それを聞いて、わりとあっさりと承諾してくれた。これが最後だと。これが終われば二度と刀を取ることは無いだろうと。そんな悲しいこと言うなよ……。

戦ってみると、まぁ強いが弥助の敵ではなかった。弥助が強くなりすぎた説はある。終わると柳生殿はうずくまってしばらく動かなかった。殺しちゃったか?と不安になったが、刀を捨てることは出来ないと言って立ち上がった。良かったー。

柳生殿はしょんぼりした顔で、自分は立派な人間ではないと告白してきた。弥助は優しく慰めた。自分は剣聖の技を学ぶために来た。柳生殿がどんな罪を背負っていたとしても、人の値打ちは変わらないと。

そして弥助は続けて、共に来てくれないかと勧誘した。え!?まさか新たな仲間が!?と思ったら、密偵として加わってくれるという感じだった。嬉しい。密偵なんてなんぼあってもいいですからね。

お雪

薙刀使いに挑むため、場所へ向かったら新陰流の薙刀使いがやられていた。何やってんだ!蘇生して話を聞くと、女武者に勝負を挑まれ、あっという間にやられてしまったらしい。どうやら弥助に用事があるようだと言っていた。

女武者に話を聞いてみると、やはり弥助のことを探していたようだった。武を極めんがため、日ノ本の剣豪に挑んでいると言っていた。強い女だ。薙刀は使ったことがないけど、しっかり敵の動きを見極めて確実に攻撃を当てていけば問題なく勝てた。良かったぜ。

お雪も倒し、これで上泉先生の門弟を全員倒したことに。上泉先生のもとへ戻って、一緒にお酒を飲もう!

屋敷の異変

上泉先生の屋敷へ戻ると、なんだか雰囲気が違った。自慢の庭は血に塗れ、誰かが泣いている。近寄ると、泣いているのは丸目長恵だった。

そこには上泉先生が横たわっていた。丸目長恵は間に合わなかったと悔やみ涙を流していた。市から戻ったらすでに事切れていたと。一体誰が……と弥助が聞くと、真田正豊だと言った。

さ、さ、真田……!?誰だっけ!?と思ったけど、すぐ思い出した。弥助のことを執拗にいじめてきたあの真田流の頭……!!やっぱりあの夜、斬り殺しておくべきだったんだ。

なぜ真田正豊がやったとわかったかというと、先生を殺した後、その血で書置きを残していったのだという。外道め……。

弥助が、真田正豊は自分が討つと言うと、丸目長恵は怒りを抑えきれずに自分がやると言った。正豊の血で刀を染め、やつの息の根が止まるのを自分が見届けなければと言っていた。やめな!また闇に落ちるわよ。

弥助が必死に止める。丸目殿がこうならないために上泉先生は戦ったのではないか、その道を歩むことだけはいけないと。弥助に諭され、落ち着いたのかしょんぼりして諦めた様子だった。

しょんぼり丸目

まかせな、この弥助が敵を討って来るからね。真田正豊、あいつだけは絶対に許せない。上泉先生が一騎打ちで負けるはず無いので、不意打ちでもしたんだろう。武士の風上にもおけない野郎だ。絶対に殺してやる。

引かず、迷わず、恐れず。これぞ、武士の道。教えは胸に刻んだ。

真田正豊

真田正豊の屋敷は、上泉先生の屋敷からかなり離れた場所にあった。わざわざ来てやったぜぇ……。

真田正豊の弟子は皆去り、名を落としているらしい。何故このようなことを?と弥助が訊く。真田正豊は振り返りもせず、弥助の兜は、安土で信長に献上したものだと呟いた。長篠で倒れた父の兜を、単身敵の中に飛び込み取り返したのがそれらしい。その時、信長の兵を十二人殺したが、信長は真田を殺さずに指南役へ召し上げたと。

何の話かと思って聞いていたが、あの安土での夜も、長篠でのことも、すべて力の証だと言った。何百年にも渡り、武士は力で人の上に立ち、自分の価値を示してきた。力こそ全てだというのが真田流の教えらしい。上泉先生の教えにはそれがなかったと言っていた。

上泉信綱を殺し、筆頭剣士となった弥助をおびき寄せ、さらにその弥助を殺すことで自分の流派の実力を示す予定だったらしい。ばかくせ~~!!!!お前はここで死ぬ。そのフザケた野望もここで潰えるだろう。

真田ァーーッ!!!!上泉先生の敵!!!!

約束の酒

真田正豊は死んだ。上泉先生も死んでしまったが、無念が晴れていればいい。弥助は悲しみに押しつぶされそうになりながらも立ち去ろうとしたが、振り返って見る。

視線の先には真田正豊のものであろう刀と、酒が置かれた机。どこからともなく上泉先生の声が聞こえてくる。約束した、杯を上げてくれると言っていた。一杯きりだぞ、と言われたが。弥助のご褒美でもあるが、上泉先生への手向けの酒でもある。大事に飲む。

上泉先生の声は、新陰流の筆頭剣士として認めると言ってくれた。ただ勝つのではなく、徳目を重んずるのだと。いつもの、厳しくも優しい声だった。

すべてが終わり、弥助が新しく手に入れた刀はギザギザしていた。さては出血武器だな?

紅の刃という名前の刀は、体力 2 ブロック未満の敵が出血で倒れるという彫刻がついていた。つ……つよいのでは?刀って使ったこと無かったけど、金棒を辞めて刀を使っていこうかなぁ。筆頭剣士となったことだし……。

さいごに

上泉先生、とってもいい師匠だった。いい人から死んでいく。仲間のみんな、どうか死なないで欲しい。悲しくなっちゃうので……。久しぶりに味方の死でションボリしちゃったな。NPC が死ぬのって特になんの感情も覚えなかったはずなのに……。

つづく

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