六角家を悩ませていた百鬼衆の退治も終わり、一段落……。前回の最後に勝姫が伊賀のことを知りたいと言っていたので、今回は勝姫と過ごしてみよう。伊賀と甲賀、そんなに離れてないし違いは少ないかもしれないけど楽しめるだろうか。
前回の記事はこちら。
師匠の墓参り

勝姫は甲賀の里が見渡せる高台に建てられた墓のそばにいた。母上の?と奈緒江が訊くが、どうやら師匠のものらしい。勝姫に鉄砲を教えてくれた師匠で、杉谷善住坊(すぎたに ぜんじゅうぼう)という人だ。
まさか師匠との思い出に浸っていたとは知らず、奈緒江はまた改めて来ようとするが、勝姫は構わないと言ってくれた。ただ、酒を供えたかったのに父親が飲み干してしまったので代わりの酒が欲しいと言ってきた。

飲んだくれてたときの酒、あれ墓前に供える予定のやつだったのかよ。まぁ済んだことは仕方ない。地下の蔵に酒があったので取ってくることに。地味に場所が離れてるのと高低差で移動がすこし大変だった。
勝姫のところへ戻って、酒を渡しながら会話する。以前、裏刀衆に加わりたいと話していたようだ。そうだったっけ?覚えてないけど、大歓迎だぜ。勝姫も裏刀衆を人殺し集団と勘違いしているようなので、訂正した。誰でも殺すわけじゃない。
お前たちと他の大名たちがやることと、何が違うのかと問われたので、ロマンス選択肢を選んでおいた。私と共に過ごせるのがメリットですわよ!!

満足気な勝姫。勝姫って奈緒江のこと気に入ってるよな……。
気を良くした勝姫は、頼み事を聞いてくれるなら裏刀衆に加わっても良いと言ってくれた。またこのパターンねー!?若狭に会わせたい友がいるらしく、そこで会おうと言って去っていった。若狭ってまた遠いわね~!行くけど!
奈緒江は姫にも友が!?とふざけて驚いてみせた。こういうふざけ方するの、奈緒江の素の姿っぽくて好きだ。

若狭で待つ人

若狭にある小さな集落にたどり着くと、一軒の家が破壊されていた。勝姫もそこにいるようだったのであわてて近寄り、無事かと訊く。勝姫は無事だったようだが、鉄砲の師匠である善住坊の家人が居なくなっているそうだ。誘拐か?
なぜ亡くなってから何年も経っているのに師匠の家を心配するのかといえば、九年前に杉谷善住坊は六角承禎に鉄砲の腕を見込まれて、織田信長を殺すように命ぜられたが失敗した過去がある。そんな杉谷善住坊の妻と息子を、六角家が匿っていたのだという。よくわかんないけど命が危ないらしいと言うのは分かる。急いで探そう。

とりあえず敷地内を捜索し、何があったのかをざっくり把握する。家の裏手の塀が壊され、家からずっと奥にある林の方まで血の跡が続いている。おいおい、この出血の量だいぶやばいのでは?野次馬に来ていた村人たちにも話を聞いてみたが、海賊がさらっていったと言っていた。
川を渡り、林の手前にある小屋に敵がいる。恐らくここだろう。相手を刺激しないよう、そっと忍んで……と策を練っていたら、勝姫が大声を上げながら鉄砲をぶちかましていた。この感じ……Ghost of Tsushima の政子殿を彷彿とさせる。
仕方なく短刀から刀に武器を持ち変え、正攻法で敵と対峙する。敵はそんなに強くなく、あっという間に鎮圧できた。ちょろいもんだぜ。
師匠の鉄砲の行方

無事に海賊を倒し、無事かと話しかける。さだという女は勝姫とは面識があるが、奈緒江のことは知らないのでお付きの方と言った。

お付きの方?私のこと?奈緒江は不服そうだった。

それを受けて勝姫は奈緒江のことを紹介する時、友垣という表現を使った。

友垣?
ググると友達のことらしいが、何がそんなに嫌そうなんだ。表情おもろすぎる。

めちゃくちゃ嫌そうで草。
それはそれとして、海賊たちの狙いは杉谷善住坊の鉄砲だったらしい。奈緒江にはその価値がわからないので、勝姫とさだが説明してくれる。
杉谷善住坊の暗殺から生き延びた信長は、彼を死罪にしたのち、その鉄砲に金細工と彫刻を施した。そして「和邇の顎(わにのあご)」と名付けたそうだ。名付けのセンスが良く分からないが、信長が和邇のような怪物の顎をも逃れたと豪語していたらしい。

その鉄砲は安土城に飾られたが、信長の死後何者かに持ち去られ、大溝城に今はあるという。師匠の鉄砲の所在は勝姫も知らなかった様子。驚いて、取り戻さねばならないと言っていた。
さだと別れ、鉄砲を取り返す算段を練ろうと思ったが勝姫はこれは私が成すべきことだと、手出しは無用だと言ってきた。水くせえじゃねえかよお~!一緒にやったほうがいいって。
奈緒江が、杉谷善住坊の最期はどうだったのかと訊くと、かなりえぐめの話をされた。信長を仕留め損なった後、一旦逃げたが結局捕らわれてしまい、竹の鋸で首を落とされたのだという。めちゃくちゃ痛かっただろうな……。
奈緒江は、裏刀衆はこういう時にこそ支え合うものだと諭し、私にも手伝わせてくれと勝姫に頼んだ。勝姫は、もっと自分と一緒に居たいだけだろ?と挑発してきたので乗っかってみた。どんな相手でも、わけても自身をも笑い飛ばせる豪胆さにも心惹かれていると、素直に言葉にする奈緒江。

その返事を聞いた勝姫は満足そうだった。もうちょっとで落ちるな……。
結局勝姫が折れてくれて、一緒に鉄砲を取り戻しに城へ行くことに。近くの家で落ち合うことを約束して、一旦解散になった。
鉄砲を取り戻せ!

城が見える位置にある家にたどり着くと勝姫の姿はなく、書き置きがあった。どうやらひとりで先に行ってしまったようだった。奈緒江の超視力で城内を観察すると、すでに兵に囲まれ膝を鉄砲で撃たれ動けなくなってしまっている勝姫の姿が見えた。

磯野員昌(いその かずまさ)という名の兵が、勝姫を師匠の鉄砲で処刑しようとしている。まずい!急いで城へ忍び込み、処刑が始まる前に磯野とその取り巻きを暗殺する。ここで間に合わないと勝姫が死んでしまうらしい。危なかったぜ。
勝姫を抱えて安全な場所まで運ぶことに。誰かを抱えたまま走ることが出来ないので、ゆっくりゆっくり歩いていく。城の中には敵がたくさん居るので、逐一駆除しつつ先へ進む。
新たな仲間

無事に城を抜け出し、腰を下ろす二人。一旦一息つけたか……。命を救われたので裏刀衆に加わっても良いと言う勝姫。あれ、そういえば鉄砲って手に入れたっけ?それどころじゃなかったけどまぁいいのかな。命のほうが大事だしな……。

六角勝姫 が 仲間になった!(ファンファーレ)
隠れ家を案内しようとするが、その前に二人きりで会ってくれないかと勝姫にお願いされてしまった。ロマンスの予感だぜ!!行きます!!
二人で過ごす時間

勝姫が会おうと指定したのは若狭にある神社の入口だった。こんなところで何を?と奈緒江が問うと、勝姫は聡いお前なら分かるはずといたずらに笑って海岸まで走っていった。


そしてここでロマンス選択肢ッ!!ここまで来てひよってるやついる~!?いねぇよなぁ!
共に気持ちを確かめあいましょう!

まずはここから!どこから!?

からの熱烈なキッス!お互いに身体を抱きしめ合いながら、バランスを崩して砂浜に倒れ込む。

けっこう明るいし、さっきの神社の入口からめちゃくちゃ近い。誰かに見られちゃうんじゃないの?とソワソワしながら見ていたが、どうやら無事に終わったらしい。良かったぜ。

奈緒江も満足そうである。勝姫もこうなることをずっと夢見ていたらしい。良かったねぇ~!

ずっと一緒に居ようねッ!と約束を交わして、きれいな装飾の施された貝殻を貰った。貝殻は別のものとは合わないように出来ているので、勝姫もつがいの貝殻を持っていたりするのかな。ニコイチのキーホルダーみたいな……。
満足した二人は、また隠れ家で会おうと言って解散した。隠れ家には既に奈緒江と関係を持った源之丞もいる訳だが、修羅場になったりはしないかな……どきどき。
さいごに

ようやく勝姫が仲間になった!鉄砲の狙撃手ということで、かなり力強い味方になってくれそうだ。が、潜入には向かなさそうなので一旦訓練だけして家に居てもらうことにした。またそのうち呼ぶからね。それにしても、強い女って好みかもしれん。かなり良い。
つづく