春のサブクエ祭りその二!今回はずっと北へ向かって、若狭の方へやってきた。熊から依頼された悪代官リストの一人がこのあたりにいるらしいと聞いて探していたら別の人が見つかったのでそちらへ寄ってみることに。
前回の記事はこちら。

騒ぐ村人、その理由は

若狭の北にある敦賀のあたりで、「おまえがやったんだろ!!」みたいな騒ぎを聞きつけたので野次馬しに来てみた。なんだなんだ?喧嘩か?祭りか?どうやらおっさんが女の子を怒鳴りつけている様子。なにやってんだ。
理由を聞いてみると、ご飯を食べたらお腹が痛くなったからこの小娘に毒を盛られたに違いないと言っていた。これだけ聞くとかなり気が触れているように感じる。被害者は何人もいて、中には動けなくなってしまっている人もいた。容疑をかけられている女は、胃腸が弱いのを人のせいにするなと言っていた。
しかしこの女、話し方がかなり……女で……あんまり得意じゃないタイプですねぇ~!!キャピッとした高い声で、無知を演じる間延びした台詞の感じ、なんとなく心がざわざわする……苦手かも……。

証拠があるのかと訊くと、この女はこのあたりでは有名らしい。廃村に移り住む奇妙な小娘、名を『鬼百合』と言うそうだ。ほー、こいつが鬼百合……。仲間になってくれる一人だという噂を聞いたことがある。
この鬼百合が台所から逃げようとしていたこと、鬼百合の父親が海賊だったことを理由に、犯人だと決めつけているようだった。まぁ以前から気に入らないと思っていた人が怪しい動きをしていたら、なにか悪いことをしているに違いないと思い込むのは人間あるあるかもしれない。

鬼百合は奈緒江のことを姉様と呼び、助けを求めてきた。あいつらの台所で残飯を探していただけだと主張している。弥助は鬼百合のことを怪しんでいる様子だったが、証拠が見つかるまでは手出しするなと言ってくれた。
奈緒江は姉様と呼ばれたのが嬉しいのか、口達者で負けん気も強く面白い子だと評価していた。奈緒江って案外ちょろいかも。台所へ向かって、実際に毒が盛られていたかを調べよう。
現場検証、そこで見たもの

台所へ向かうと、老婆が一人で飲んだくれていた。掃除がされていないようで、かなり汚い印象だ。老婆いわく、台所には誰も来ないから掃除はしたい時だけするのだと言っていた。大根を刻まないといけないから邪魔するなと言われてしまった。すげえ場所だな。
奥へ進むと、腐った大根が置かれていた。あたりにはハエが飛び回り、悪臭もすごい。奈緒江は村の肥溜めのようだと表現していた。これを食べるのか……?そりゃお腹も壊すだろうな……。こりゃ腐ったものを食べただけの食中毒ってことで収まりそうか、と思ったが、念入りに調べてみる。

家の裏手に薬研が置かれていた。そこには紫色の粉も放置してあった。奈緒江はこれを烏頭の花を粉にしたものだと言っていた。あんまり聞いたことないなと思って調べてみると、どうやらトリカブトの別名らしい。おい!おもっくそ毒やんけ!
誤食すると嘔吐、呼吸困難、臓器不全、痙攣などによる中毒症状を起こし、心室細動および心停止で死に至ることもある。毒は即効性があり、摂取量によっては経口後数十秒で死亡することもある。半数致死量は0.2gから1g。経皮吸収および経粘膜吸収されるため、口に含んだり、素手で触っただけでも中毒に至ることがある。
トリカブト#毒性 – Wikipedia
トリカブトって毒としては有名で、名前は聞いたことあるくらいなんだけど致死量が~ 1g ってのは知らなかった。めちゃくちゃ強力な毒じゃんね……。そんなちょびっと接種したらすぐ死んでしまうような毒を自在に扱えるのだとしたら、かなりいい人材だ。敵にするには恐ろしいが、仲間になってくれたらかなり心強いぞ。
審判の時

村人たちのもとへ戻ると、相変わらず威勢の良い男とそれを煽る鬼百合。ねぇ煽るのやめな~笑
現場を見てきた結果、お前たちの飲んだ汁が確かに怪しかったと告げる。男はそれを聞いて、ほらみろ娘が!と勝ち誇ったような顔をしていたが、台所の衛生状態は適切ではなく、私のせいではないと反論する鬼百合。海賊の娘は信用ならんとわめく男。

毒を盛った可能性もあり、それを指摘できたが鬼百合を仲間にするために隠蔽した。汁に使った野菜は腐っていたし、台所も汚かったから鬼百合のせいじゃないんじゃない~?
台所の汚さを指摘された男は、きれいじゃねぇか!と言うが流石にそれは目と鼻が腐っている。じゃ、私はこれで……とそそくさ逃げようとする鬼百合を男たちが逃がすものかと囲むが、それを奈緒江が阻む。

鬼百合のこのニヤリとした顔ー!奈緒江に感謝こそ述べていたものの、腹の中はどす黒い色をしているだろう。鬼百合が去った後、弥助も鬼百合への違和感を口にしていた。
弥助は毒を盛っていたらどうする?と話すが、奈緒江は毒を盛ったとしても殺してはいないという理論を展開してきた。むしろ、この男たちが娘かその父親に何かしたのかも、とも言っていた。なるほど、報復のために毒を盛った説。
廃村に住む女

鬼百合の父親のことを調べるため、彼女が住んでいるという廃村に向かってみる。小屋に向かって、男たちが腐った卵を置いていくという嫌がらせをしていたので殺しておいた。ガキが……
中にいた鬼百合を会話をする。いつもあんな難癖を受けているのかと訊くと、慣れていると返ってきた。ガキみたいな嫌がらせはされるけど、自分のものは取り返すと言っていた。物を隠されたりとかもしてるのかな……。小学生みたいで嫌だな……。
余所で暮らすという選択肢もあるだろうが、鬼百合はここにいたいのだと言う。波の音が、大好きだった父親を思い出させてくれるから。奈緒江も父親を亡くしているので、気持ちはよく分かる。
鬼百合は、外にいた連中にあるものを隠されてしまって困っているので助けてくれないか、と言ってきた。自分のものは自分で取り返せるのでは?と奈緒江が言うと、でもそっちのほうがずっと強いでしょ、といたずらに笑った。

仕方ないので取り戻しに行くことに。蔵にあったのは、台所で粉にされたのと同じであろう紫色の花だった。戻って鬼百合を問い質す。
鬼百合は、奈緒江がこの花が毒だということを知っていて驚いていた。しかし悪びれる様子もなく、あいつらは父親の悪口を言いふらして殺したため、報復としては軽いくらいだと。メンタル鬼かよ。
奈緒江はそれを聞いて、同じ苦しみを味わわせてやりたいのか……とちょっと納得していた。自分も同じ道を辿っているからねぇ……。

鬼百合は、父親は海賊ではなかったと言っていた。あれ!?そうなの!?血に飢えた残酷なやつに殺されたが、そいつは病に倒れて死ぬまで苦しむことになるとも言っていた。その一方で自分は一人で好きなように生きていくのだと。そういう復讐の仕方もあるのかもしれないけど、あまりに淋しくないかそれは。
外には鬼百合を迎えてくれる人もいるだろうと奈緒江は言うが、お前に何が分かると怒られてしまった。こえ~っ!自分の痛みは自分でなんとかすると言って、もう話は終わりのようだった。どうしたもんか。
復讐の果て、新たな道

とりあえず、鬼百合の父親を殺した海賊と話してみようと住処へ向かってみた。すると既に鬼百合が先回りしていて、具合はどうかと意地悪に笑っていた。病気も鬼百合の毒のせいかよ。うっかり近づきすぎて話が聞けなかったが、襲われたので返り討ちにする。
死ぬ間際、相手は父親も嬉しいだろうなと皮肉を言ってきた。やつと同じ道を娘が歩んでいるのだから、と。なんかぐだぐだ言っていたが、鬼百合は決め台詞を言って海賊を殺した。

いつの間にかそばにいた弥助はかなりショックを受けているようだった。男の行いは褒められないが、傷つけていいわけではないだろう、と。綺麗事だけでは生きていけねぇんだよなァーッ!これだからお侍さんは!
父親は海賊だとみんなに呼ばれたが、それは鬼百合を養うためだったらしい。気持ちはわかると奈緒江が寄り添う。自分もかつては同じだったと言って鬼百合を落ち着かせるが、怒りの波がおさまらないと言っていた。

その有り余るパワーを他のことに使えばよいと、手助けさせてもらえないかといって仲間に勧誘する。世に安寧をもたらすために力を貸してくれないかと。鬼百合は快く承知してくれた。やった!毒使いが仲間になったぞ!

友の間で、もう嘘はつくなよと釘を刺す。にやりと笑って、やってみると返事が返ってきた。まぁ、すぐには変えられないだろうからちょっとずつな。

さっそく道場で修行させる。敵に照準を合わせて呼び出すと眠らせてくれるらしい。毒の雲というのはまだ体験してないけど、どういう時に発動するんだろう。

隠れ家で会話イベントがあったので話しかけてみた。順次郎の団子を奪って食ったので隠れているらしい。コラッ!!順次郎をいじめるんじゃない!!腹が減っただけだと言って、悪いことだと思っていないようだった。教育が大変そうだ……。
さいごに

隠れ家カスタマイズ眺めてたら変なのいたんだけど、これもしかして弥助……?説明文も「守護神」としか書かれていないけど、誰がなんのために作ったのか教えて欲しい。いつ、どこで入手したのかも覚えていない……。
つづく